編集部からのお知らせ

Looop、家庭の電気・ガス代を節約しながら脱炭素化できる新リースサービスを開始

一気通貫が強みのLooop
連結できる斬新な蓄電池も開発

2011年、東日本大震災の翌月に創業したLooopは今年で10周年を迎える。これまでに全国で3,000ヶ所、300MWの再生可能エネルギー発電所を手掛けた実績が同社の歴史を物語る。

10月14日の記者発表会では、Looopの中村 創一郎 代表取締役社長みずから新プランに込めた思いを語った。「Looopの強みは、発電所の導入から電力供給や蓄電池に至るあらゆるサービスを一気通貫で行うところにある。FIT制度が始まる前から再生可能エネルギー一筋だ」と発表会の冒頭で話した。

同社の信念は、他社にはない製品開発にも現れている。連結できる蓄電池「エネブロック」は設置後でも簡単に増設できる新しいコンセプトの商品だ。1台の容量は2.4kWhと小型だが、必要に応じて6台まで連結が可能だ。蓄電池本体がコンパクトなため、屋内のデッドスペースにも設置できる。

(出典:株式会社Looop『Looop Solar』(左)と『エネブロック』(右))

低いシステムコストが開発後押し
業界のスタンダードを目指す

『とくするソーラー 蓄電池付きプラン』の開発の背景には、脱炭素に舵を切った政府の方針がある。中でも、今年8月に国土交通省、経済産業省、環境省が公表した、2030年に新築戸建て住宅の6割に太陽光発電設備を導入するというビジョンが強力な追い風になったという。(参考『2030年、新築戸建住宅の6割に太陽光の導入目指す。国交省ら3省|SOLAR JOURNAL』)

Looopのスマートライフ事業部 企画開発課の若林 輝男 課長は『とくするソーラー 蓄電池付きプラン』の名付け親だ。「今回のプランは、Looopが設備のシステムコストを大幅に低減してきたからこそ実現できた。近い将来、業界のスタンダードにしたい。太陽光発電や蓄電池だけでなく、給湯器を含んだゼロ円設置のプランは業界初と自負している」と話す。

FIT買取価格は今後も下落傾向になり、いかに効率よく自家消費を実現するかが問われている。電気代だけでなく、ガス代を含めた光熱費全体を安くできる『とくするソーラー 蓄電池付きプラン』が家庭のコスト低減と脱炭素化をリードする。

DATA

株式会社Looop プレスリリース


取材・文:山下幸恵(office SOTO)

< 12

関連記事

2018/03/16 | 編集部からのお知らせ

Looop、電力ピークシフトと自家消費に新提案!

2018/02/07 | 編集部からのお知らせ

サステナブルな経営で株式上場を目指す

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 東京都の2024年度予算案 次世代太陽電池やアグリゲーションビジネスを支援...
  2. 【 参加受付中!】2024年4月23日(火)「第29回PVビジネスセミナー」~ 市場動向/PPA・蓄電池の最適化モデル ~...
  3. 新・出力制御対策パッケージ。「蓄電池の活用」を強化へ
  4. 太陽光発電所 銅線ケーブルの盗難被害が相次ぐ 銅の価格上昇が背景に
  5. 屋根設置は11.5円 前年度比0.5円引き下げ FIT・FIP買取価格が決定
  6. 2024年度の脱炭素ビジネス【発電側課金・脱炭素オークション・非化石価値取引】...
  7. グリッドコードとは? 太陽光発電事業者も知っておくべき系統運用の新ルール...
  8. 太陽光発電所の盗難被害が急増 外国人グループの犯行か
  9. 経産省、GX推進で新たな国債発行 系統用蓄電池や次世代太陽電池に重点配分...
  10. パワーエックス 2024年半ばから水冷蓄電池モジュールの量産化へ
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.48 | ¥0
2024/01/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ