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太陽光発電

5万円/kwh! 驚異的な価格で産業用蓄電システムを実現!

台湾の「moai green power」が、シンプル設計で格安な産業用蓄電システムを日本市場に進出!今後5年で国内シェア10%を目指す。

日本向けに開発
安心の10年保証

日本市場に進出したのは、産業用を中心とした台湾の蓄電システムメーカー「モアイグリーンパワー」。総容量100kWhの産業用蓄電システムが500万円台(税別)という驚異の安さを実現した「BESS-BPJシリーズ」を2023年3月に発売した。

「BESS-BPJシリーズ」は、日本の市場向けに開発したオリジナルの新製品。2022年春から大手商社を通して日本国内で受注販売したところ、十分な手ごたえがあったことから日本市場への進出を決断した。シンプル設計で機能を絞り込むとともに、商社を通さずに製品を直輸入して、kWhあたりの販売単価を5万円台に引き下げた。
  

  

低コスト蓄電システムで
バランシングコスト削減にも対応

モアイグリーンパワーは2003年に制御基板の開発・製造会社として創業。同社の製品は、品質の良さと耐久性が高く評価されていて、2020年から台湾の軍用バッテリーに採用されている。
近年推進されているストレージパリティにも対応しているほか、PPA事業者が問題となるバランシングコストに関してもAIによる充放電制御によりインバランスを削減し、バランシングコストの低減が可能だという。
「BESS-BPJシリーズ」は、バッテリー総容量が100kWhと200kWhの2種類で10年間の無料保証。台湾の工場で自社製造しているため地政学的なリスクが少なく、受注から2~3カ月以内で納品できるという。


「BESS-BPJシリーズ」は、BCP対策として低コストで蓄電システムの導入を検討している工場や公共施設などをターゲットにしている。モアイグリーンパワーのJapanGeneralManager渡部信也氏は「FIP制度を活用して売電を検討している事業所や、自己託送に取り組む事業所にも価格の安さと収益性の高さをアピールしたい」と話す。

発電容量が40kWの太陽光発電システムに「100kWhタイプ」を設置し、FIP制度を活用して18時から21時まで売電すると、年間100万円以上の収益が確保できるという(日本卸電力取引所のデータをもとに独自に試算)。高額な導入費用が障壁となって普及が進まない産業用蓄電システム。シンプル設計の台湾メーカーが、日本の太陽光発電の常識を打ち破ろうとしている。

 

問い合わせ

moai green power
東京都目黒区中央町2-11-10
TEL:03-6555-4476


取材・文:高橋健一

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