丸紅、自社保有のFIT太陽光発電所を取引できるプラットフォーム「SOLACLE」開始

丸紅が太陽光発電所の二次流通市場向けに新しいプラットフォームを開始した。このプラットフォーム上では、同社が保有するFIT発電所を購入したり売却したりできる。信用上の不安を払拭できるほか、同社が融資のサポートなども行うという。

丸紅が保有するFIT発電所を売買
信用上の不安などの課題をクリア

丸紅は8月31日、国内の太陽光発電所を売買できるプラットフォーム「SOLACLE」のサービスを開始した。これは、丸紅が保有するFIT太陽光発電所を購入したり売却したりできる場であり、投資家や企業を対象としている。

野立て太陽光発電所の二次流通市場に丸紅が介在することで、設備の瑕疵や信用上の不安といった課題を解消し、社会基盤としての太陽光発電所の普及や流動化の促進を目指すという。

「SOLACLE」のプラットフォームでは、投資家や企業は丸紅と直接の取引を行う。契約や取引における信頼性の高さが同プラットフォームの強みの1つだ。また、取引される太陽光発電所については、土地や売電の権利、発電設備などに関して丸紅の基準を満たしたものであるという。発電設備や工事の内容についても、丸紅が確認を行っている。また、すでに売電を開始している発電所であるため、購入する前に発電実績を確認することもできるという。

さらに、融資を受けるにあたっては丸紅がサポートを行い、発電所の所在地などに応じた提案も可能だとしている。発電所の運営に必要な保険やメンテナンスの提案も行うという。

直接取引のため手数料は不要
FIT価格や残存期間の条件もなし

「SOLACLE」を通して太陽光発電所を購入する場合、まず、「SOLACLE」WEBサイトで案件の検索を行う。希望する案件が見つかったら、購入相談フォームに入力・送信すると丸紅コンシェルジュから電話やメールで連絡があるという。必要に応じて懸念点や融資などの相談を経て、丸紅と売買契約を締結し、譲渡を実行するという流れになる。さらに、購入後も丸紅がフォローを行うとしている。

売買にあたっては、丸紅との直接の取引となるため仲介手数料は発生しない。売却の場合、FITの残存期間や発電設備のメーカー・仕様、土地の契約形態などに条件は設けていないという。ただし、発電所の立地が急傾斜地や津波のハザードエリアである場合は買取の対象外としている。

丸紅は、住宅用・産業用太陽光発電、初期投資ゼロの地産地消型太陽光発電システムなど幅広く展開している。また、丸紅グループの丸紅新電力は同日、初期投資や土地の不要なオフサイトコーポレートPPAサービスを開始した。

DATA

丸紅株式会社:国内太陽光発電所の売買プラットフォーム「SOLACLE」のサービス開始について
「SOLACLE」WEBサイト


文:山下幸恵(office SOTO)

PICK UP
注目記事
太陽光関連メーカー一覧

RANKING

  1. 1
    【新制度解説】農林水産省が営農型太陽光の省令改正・告示を公布 2027年4月施行の新制度を徹底解説
    【新制度解説】農林水産省が営農型太陽光の省令改正・告示を公布 2027年4月施行の新制度を徹底解説
  2. 2
    経産省がGX戦略地域18地域を選定、電源確保と費用負担に課題
    経産省がGX戦略地域18地域を選定、電源確保と費用負担に課題
  3. 3
    【11/10東京開催】『低圧系統用蓄電池』ビジネスの全貌 〜事業者が今知るべき最新トレンドと収益モデル〜
    【11/10東京開催】『低圧系統用蓄電池』ビジネスの全貌 〜事業者が今知るべき最新トレンドと収益モデル〜
  4. 4
    住宅への太陽光発電導入をサポートする「SOLAR JOURNAL  住宅号」10/30 発行!
    住宅への太陽光発電導入をサポートする「SOLAR JOURNAL 住宅号」10/30 発行!
  5. 5
    BEVが拡大する欧州とEV比率5%の日本 求められる中東危機への”根本的解決”とは|北村和也さんの再エネの達人
    BEVが拡大する欧州とEV比率5%の日本 求められる中東危機への”根本的解決”とは|北村和也さんの再エネの達人

MAGAZINE

vol.58 / ¥0
2026年8月4日発行

PRESS