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【実証実験④】ペロブスカイト太陽電池を用いた建材一体型太陽光発電(BIPV)の実証実験@秋葉原駅前広場

電気の地産地消に対する関心が高まる中、秋葉原駅前に建材一体型太陽光発電を備えたトレーラーハウスが出現。近未来住宅の発電能力を知りたい方は訪れてみてもいいだろう。

トレーラーハウスを改造し
Akiba ZERO BOXを作成

「窓で断熱」(省エネ)に「窓で発電」(創エネ)を加えて社会実装を目指す『YKK AP株式会社』は7月9日付けで、千代田区、およびAkiba.TV株式会社と「建材一体型太陽光発電による再生可能エネルギー性能の実証実験に係る連携に関する協定書」を締結。協定書に基づき、秋葉原駅前広場に実証実験ハウス『Akiba ZERO BOX(アキバ・ゼロ・ボックス)』を設置し、「建材一体型太陽光発電(BIPV)」の日射量や発電量のデータ収集を行う実証実験を7月25日から開始した。

『YKK AP』は、カーボンニュートラルに向けた再生可能エネルギー事業への取り組みとして、株式会社関電工と業務提携し、ビルの窓や壁面を活用するBIPVの開発を推進。成果を測るため、既存ビルのミニチュアとしてトレーラーハウスを改造した実証実験ハウス『Akiba ZERO BOX』を秋葉原駅前広場に設置した。
ハウスの屋根には、ビルの屋上に設置するシリコン系太陽光パネルを実装。窓部には透過性のあるガラスタイプの次世代型ソーラーセル(ペロブスカイト太陽電池)を用いた建材一体型太陽光発電を実装し、さらに、既存ビルへの設置工事やメンテナンス性に優れ、発電機能に加えて「断熱・防音」の効果を併せて得られる「内窓タイプ」を採用した。
設置期間中、『Akiba ZERO BOX』は千代田区の情報を発信するインフォメーションセンターとしても稼働。ハウスの維持・運営に必要な電力を自給しつつ、総発電量を検証する。

トレーラーハウスの内観

■実証実験概要
・実施期間:2024年7月25日(木)~10月20日(日)(予定)
・定休日:月曜日(祝祭日の場合は月曜日開放、火曜日定休)※その他、機器調整でクローズとなる場合あり
・一般開放:11:00~16:00(ハウス内見学は無料)
・場所:秋葉原駅前広場(東京都千代田区外神田一丁目18番)
・運営目的:内窓タイプ太陽光発電の発電量と消費電力の検証、製品開発及び社会実装に向けての情報交換
・太陽電池:内窓/発電ガラス1,200mm×2,400mm 6枚、屋根/太陽光パネル 990mm×1,650mm 6枚
・ハウスのサイズ:長さ721cm×幅249cm×高さ372cm

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