蓄電システムのSolaXがドイツサッカーをサポート 産業用の新製品を投入し、日本での展開も強化
2024/11/07
国際的にも、ますます重要度が増す産業用蓄電システム。SolaX Powerは、革新的な製品で市場ニーズに応えるとともに、幅広い取り組みで地球規模での貢献を目指す。日本市場で展開される2つのソリューションにも、大きな期待が寄せられている。
名門「ドルトムント」と共同で
グリーンエネルギーを推進
再エネ・ソリューションのリーディングカンパニーとして、中国を拠点に飛躍的な成長を遂げるSolax Power(ソラックスパワー)が、いま国際的な存在感を高めている。
同社は今春、ドイツの名門サッカーチーム「ボルシア・ドルトムント」のパートナーとなり、業界の枠を超えた活動にも力を注いでいる。その先駆的な技術と信頼性の高い製品に加え、サッカーとグリーンエネルギーの融合を共同で推進することで、世界中のファンに環境に配慮した観戦体験を提供。地球規模でのグリーンエネルギーの推進を目指して、幅広い啓蒙に努めている。
中小のニーズに応える
積み上げ式蓄電システム
Solax Powerは、住宅用/産業用、単相/三相ともに、蓄電システムの充実したラインナップを有している。なかでも現在、需要家のニーズに応えるべく取り組みを強化しているのが、産業用(三相)の蓄電システムだ。
中小工場・中規模事業所向けには、三相3線式ハイブリッド型蓄電システム「J3-Ultra」を提供。大手工場・大規模施設等に向けてはACカップリング型蓄電システム「TRENE」を用意する。中小向け「J3-Ultra」は、マルチMPPT対応の独立したストリング入力回路を装備したハイブリッドパワコンと、蓄電容量を柔軟に変更できる積み上げ式蓄電池で構成されている。搭載される蓄電池は、1つ3・68kWh。これを積み上げていくことで、パワコン1台あたり14・7kWh〜58・9kWhの蓄電容量を実装することができる。そして、この積み上げた蓄電池のセットを3台まで併設でき、さらに、併設用ボックスを用いることで最大10台まで併設可能になるという。
三相3線式ハイブリッド型蓄電システム「J3-Ultra」
ACカップリング技術を
採用した蓄電キャビネット
「TRENE」は、ACカップリング技術を採用したオールインワンタイプのエネルギー貯蔵キャビネットだ。太陽光発電との統合はもちろん、太陽光発電がない環境でも高効率なエネルギーマネジメントを行うことができる。仮想発電所(VPP)や周波数調整などのアプリケーションもサポートしており、VPPスケジューリングにも対応する。蓄電容量は1台215kWhで、メガクラスまで拡張可能。また、同社製品共通の特徴として、停電時に役立つEPSモードも備えている。
同社は、これらの製品を通して、日本社会の脱炭素化にも広く貢献していきたい考えだ。日本でのサービス体制も整備されてきており、今後ますますの躍進が期待される。
ACカップリング型蓄電システム「TRENE」
問い合わせ先
SolaX Power
Tel:080-0100-2327
japan@solaxpower.com
取材・文/廣町公則
SOLAR JOURNAL vol.51 より転載
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