行政の再エネ導入ロールモデル!鹿嶋市、初期費用ゼロのPPA発電、始動!
2025/06/20

再エネ導入を通じて地域に貢献してきた赤嶺電研企画が、PPA方式による太陽光発電所を鹿嶋市に導入。安定供給と脱炭素の両立を目指す。
再生可能エネルギーの導入が加速する中、公共インフラにおけるPPA方式の採用が広がっている。今回、有限会社赤嶺電研企画が茨城県鹿嶋市と協働し、同市の浄化センター敷地内にて300kWの太陽光発電所を完成させた。PPA契約に基づき、行政の初期費用を一切かけることなく、20年間にわたってクリーンな電力を安定供給するという本取り組みは、地域における脱炭素化の先進モデルといえる。本稿では、竣工を迎える本施設の事業概要と、今後の展望について詳しく紹介する。
鹿嶋市浄化センターPPA型太陽光発電所の完成と竣工式のお知らせ
2025年3月17日
有限会社赤嶺電研企画地上設置オンサイトPPA方式で、行政団体の初期費用無しで20年間太陽光発電由来の電気を供給します。
茨城県鹿嶋市荒野1393-3 赤嶺電研企画は、鹿嶋市浄化センターへの太陽光発電所PPA(Power Purchase Agreement)事業契約(鹿嶋市との事業契約日2024年6月20日、環境省補助事業 水インフラにおける脱炭素化推進事業補助金 交付決定日9月3日)に基づき、太陽光発電所の設置工事が2025年2月17日に完了し、試験運転後、3月3日より発電を開始しました。
そして、来る3月31日 14時より、鹿嶋市浄化センターの現地にて、竣工式を実施する運びとなりました。
この新しい事業のスタートは、弊社の新たなるサービス提供の先駆けとなると確信するとともに、鹿嶋市という地域社会の再生可能エネルギーの普及と持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となると確信しております。また、20年間という長期間皆様の信頼をお答えできるよう、安定した稼働に、全社挙げて努力していきますので応援をよろしくお願いいたします。
鹿嶋市浄化センター300KWアカミネPPA太陽光発電所事業の経緯
有限会社赤嶺電研企画は、再生可能エネルギーの普及・省エネを目指し、26年前から太陽光発電所の建設・メンテナンスを行ってきました。太陽光発電の最新技術の導入、及び実証もたゆまず実施しております。
そして、令和6年6月20日に鹿嶋市と締結させていただきました、太陽光発電PPA事業契約に基づき、鹿嶋市浄化センター敷地内に太陽光発電所を設置いたしました。
茨城県鹿嶋市の本PPA事業の開始から、20年間の安定稼働のため、さらに効果を上げるために、積み上げたノウハウを活用して行うことになります。
また、今回の事業により得られるノウハウを元に、他の施設、他の地方公共団体さま、民間の会社様へ、ご提案し、常に最新の技術を導入することで、高効率な発電とクリーンエネルギーの供給をする提案を行い、二酸化炭素排出削減を実現することを目指します。
自社・蓄電池併設型太陽光発電実証設備
自社 垂直設置型太陽光発電実証設備事業の特徴
•発電と需要の高効率なマッチング:浄化センターという設備の性質上、1日を通じて安定した電力需要に対し、ベストマッチングの発電量の 年間331000kWhの電力を供給。
•環境への配慮:クリーンなエネルギーを提供し、地域の環境負荷を軽減。二酸化炭素の排出を年間143.65トンを削減。
•経済的メリット:PPA契約により、鹿嶋市浄化センターは安定した価格で電力を供給される。
•既設設備の安定稼働:地上設置を採用することで、既存建物屋根などの補修、保全の邪魔にならず、雨漏りなどの二次災害が発生しにくい。事業の概要
PPA(Power Purchase Agreement)は、発電事業者と電力購入者との間で締結される長期契約です。今回のPPAにより、鹿嶋市は、20年間にわたり、安定した価格でクリーンな電力を供給されることになります。この契約は、両方にとって経済的なメリットをもたらすだけでなく、環境負荷の軽減にも寄与します。PPA方式であるため、鹿嶋市側には初期投資なしで、太陽光発電由来の電気が供給されます。鹿嶋市浄化センター敷地内に、地上設置方式で出力300KWの太陽光発電所を設置し、その発電電力全てを浄化センターに供給することとなります。
また、令和6年度「環境省補助事業 水インフラにおける脱炭素化推進事業(PPA方式)」の採択交付をうけることができ、本補助金を活用することで、供給電力料金を税抜12.5円/KWhと、さらに節減したもので実現することとなりました。
会社概要
有限会社赤嶺電研企画は、鹿嶋の地に創業から30年、電気を通して人類・日本・鹿嶋市など地域社会・お客様への貢献を続けてまいりました。そして、再生可能エネルギーの分野で最新の技術導入や検証を行い、安全で安価、安心できるサービスソリューションを提供する企業です。私たちは、持続可能な未来のために、クリーンなエネルギーの普及と安定稼働を推進しています。
連絡先
有限会社 赤嶺電研企画
電話番号:一般の方向け:0299-69-7909(FAX兼用)
報道関係者様向:080-1651-1225
メール:aakamine@akaminedenken.jp
ウェブサイト:https://akaminedenken.jp/
行政と企業の協働で脱炭素へ
鹿嶋市浄化センターへの太陽光発電導入は、自治体と地元企業が連携しながら、再エネ導入とCO2削減を同時に実現する好例である。PPA方式による長期契約が、自治体にとって経済的負担を抑えつつ、持続可能なエネルギー社会の構築を後押ししている。赤嶺電研企画の長年の技術蓄積と地域密着の姿勢が、この成功の背景にある。今後も同様の取り組みが全国各地に波及し、地方からの脱炭素社会の実現に繋がることを期待したい。