茶畑で実証された営農優先のUIソーラー架台。「太陽業」を支え、農家の未来をともに描く
2026/05/20
富士山の裾野に広がる美しい茶畑。そこには、太陽光パネルが当たり前に設置されている。太陽光黎明期から農家主導の挑戦を続けてきた後藤さんは、何を思い、どんな設備を選んできたのか。後藤さんの事例をもとに、ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)向け架台のあるべき姿を深掘りする。
メイン画像:シンプル構造で、軽量なアルミニウム部材。出荷前に仮組立て済みで、詳細な施工ガイドが付いているので、一人でも施工できる。
1.先駆者が選び続けるUIソーラーの営農型架台
2.農家主導の取り組みを支える農業を知る架台メーカー
3.細部設計の工夫が生きる作物の品質を高める設備
4.現場のニーズに柔軟に対応し「太陽業」の挑戦をサポート
先駆者が選び続ける
UIソーラーの営農型架台
静岡県富士宮市で3代にわたってお茶づくりに取り組む後藤さん。10年前からソーラーシェアリングを実践してきた、この地域の先駆者だ。現在、運営する圃場のうち、15ヶ所に太陽光発電設備を設置している。
発電設備の設置場所を徐々に増やしてきた後藤さんは、これまでさまざまなメーカーのパネルや架台を試してきた。そんな後藤さんが近年立て続けに採用している架台が、UIソーラーの製品だ。

パネルが放射冷却を抑えるので茶葉の大敵・霜が降りることもない。後藤さんが運営するソーラーシェアリングの1つ。約10aの茶畑に80kWの太陽光パネルが設置されている。
UIソーラーは世界累計10GW、日本国内でも3.5GWの設置実績を有する架台メーカー。2014年からは、営農型ソーラー架台に特化した製品開発を行っている。「農業生産の最適化を第一に設計する」という理念のもと、多様な製品バリエーションで各種農作物への最適化を図っている。
農家主導の取り組みを支える
農業を知る架台メーカー

この溝にワイヤー金具を固定。高さ調整も自由自在だ。「UIソーラーの架台なら溝にワイヤー金具を固定できるので、茶畑の寒冷紗やブドウの棚線(写真)も簡単に設置できる」と後藤さん。
後藤さんが評価したのも、まさに“農業第一”の理念であり、それを具現化した製品設計と柔軟なカスタマイズ対応力だった。
「ソーラーシェアリングは農家自身がやらないと意味がありません」と後藤さんは話す。一口にソーラーシェアリングといっても、発電事業は外部の業者が担っているケースも少なくない。しかし、「それでは得られるメリットも限定的であり、もったいない」。農家が主体となって取り組んでいくことが大事なのだ。その考え方の延長線上で、架台メーカーにも“農業を理解しているかどうか”を厳しく求めていた。
後藤さんは、もともとITエンジニアとして働いていた異色の経歴をもつ。その知見を活かして、作物に必要な遮光率や農業機械の動線を分析し、お茶の栽培に最適な架台を自ら考案した。そして、そのアイデアを無理なく形にしてくれたのがUIソーラーだったのだという。
UIソーラーは強力な技術チームを有しており、10年以上の設計経験のもと、JIS基準やガイドラインを厳守し、顧客の要望に柔軟に対応している。同社の架台は、杭基礎の耐荷力、梁・柱およびブレースの耐荷力、構造全体の安定性にも秀でている。
細部設計の工夫が生きる
作物の品質を高める設備
茶畑において、ソーラーシェアリング発電設備は売電収入を得るためだけの道具ではない。
「お茶の種類によっては、太陽光パネルによる適度な遮光が品質の向上に直結します。パネルがない場所と比べても収穫量はほとんど変わりませんし、むしろ高単価で売れるお茶が育つので、農業収入もアップします」と後藤さん。

玉露のための寒冷紗(遮光幕)も架台のおかげで簡単に設置できる。ソーラーシェアリング架台は、茶畑の寒冷紗(遮光幕)を設置する支柱としても機能する。
加えて、UIソーラーの架台には、高単価茶葉の栽培に役立つ設計上の特長があった。
「玉露や抹茶の原料となる碾茶は、寒冷紗という布で覆うことで旨味成分を引き出します。この布を設置する支柱として架台が使えるのですが、UIソーラーの架台には溝があるので、そこに寒冷紗を張るワイヤーの金具を簡単に取り付けることができるのです。高さも調整可能なので、必要な位置にすぐに設置できて助かっています」
現場のニーズに柔軟に対応し
「太陽業」の挑戦をサポート

スパン4.5×4.5m、有効高3m。広いスパンと高い支柱で、農業機械の作業も容易。シャインマスカットでもソーラーシェアリングを実施。太陽光パネルは雨除けにも役立っている。
後藤さんは現在、お茶だけでなく、シャインマスカットの栽培も手掛けている。実は、その土地も当初は茶畑として利用する予定だった。しかし、道路拡張の影響で畑の面積を縮小せざるを得なくなり、より収益性の高いシャインマスカット栽培に変更したのだ。
「架台は茶畑用として発注していたのですが、シャインマスカット用に支柱の高さを変えるなど、いろいろな変更を施しました」
こうした面倒なカスタマイズにも柔軟に対応するUIソーラーの企業姿勢は、多くのメーカーと取り引きを重ねてきた後藤さんにとっても驚きだったという。
「新しい作物に取り組む場合、収益が出るまでに時間がかかります。しかし、ソーラーシェアリングなら翌月から売電収入が入ってきます。そのおかげで、リスクがあっても挑戦できるようになりました。そして今、この挑戦には、農業のことを分かっていて、臨機応変に対応してくれる架台メーカーの存在が不可欠だと実感しています」

この春に作付けを開始する新しい圃場。ここでもUIソーラーの架台が採用されている。
そう語る後藤さんにとって、農業と発電は別々の事業ではない。
「作物も太陽の光で育ち、電気も太陽の光で生まれます。だから私は、この仕事を“太陽業”だと思っています」
農家経営のこれからの姿ーーソーラーシェアリングの現場では、今日も新しい試みが続いている。
問い合わせ

厦門宇投太陽能科技有限公司(UIソーラー)
中国福建省厦門市軟件園三期誠毅大街359号1301
TEL:(86)592-5663849
Mail:sales02@uisolar.com
取材・文/廣町公則
写真/山本典義(一部、後藤さん提供)
EARTH JOURNAL vol.7(2026年春号)より転載
Sponsored by 厦門宇投太陽能科技有限公司(UIソーラー)







