ソーラーシェアリングで持続可能な農業を支援 ハウスジャパンが切り拓く農業の未来
2026/06/03
営農型太陽光発電は、農業と発電を行うことで農家の収入拡大に繋がり農業を持続可能なものとするが、その導入には様々な条件がある。ハウスジャパンは、導入農家と共に地域と作物に寄り添った太陽光発電の構築をし、農業の未来に貢献する。
1.シミュレーターを使った最適・安心設計
2.他社連携で自己託送も
シミュレーターを使った
最適・安心設計
ハウスジャパンは工場や病院向け太陽光発電設備の設計・建設とメンテナンス事業を手掛けてきた。そのノウハウを活かし2016 年に徳島のブルーベリー農家で同社初の営農型太陽光発電を構築、以来これまでに5組8件の実績を築いている。
同社の太陽光発電建設の大きな特徴が「農家に寄り添った設計を心掛けている」こと。先述したブルーベリー農家では台風の影響の大きい土地のため強風対策には特に気を使い、当時としてはまだ一般的ではなかった可動式太陽光発電を導入。これにより、現在まで台風で設備が損壊したことはないという。
また設備導入前に入念なシミュレーションを実施し、日陰や反射光など影響を営農だけでなく周囲の農家や住宅への影響を考えて設計を行っている。事前にシミュレーターを使った設計確認を行っていることは同社の強みの一つだ。

夏はこんな感じ!
徳島では実績が評価されて2期計画も受注。しいたけ農家などで実績を積み2021年には水田に導入。その際にもトラクタの回し方、架台の高さや柱の位置など、農家の要望を踏まえたシミュレーションを行い設計に反映した。
他社連携で自己託送も

左:導入農家のFさん
右:ハウスジャパン 高橋氏
ただ水田のソーラーシェアリングでは収量は2割ほど下がる。これは農地の一時転用許可の更新条件ギリギリで、事業の継続が難しいケースもある。こうした状況も誠実に農家に提供しつつ事業に取り組んでいる。
今後チャレンジしたい作物は「イチゴ」だという。しかし農家に損をさせる訳にはいかないので、まずは自社でハウスいちごの営農型太陽光発電を実証する計画であり、現在農地確保を進めているところだ。
今後営農型太陽光発電は従来のようなFIT制度による売電だけでなく、ハウスでの自家消費電力供給や、自己託送によるPPAなども視野に展開していく考えだ。その際にはアグリゲータなど他業種との連携によって、農家の「より良い営農型太陽光発電」に寄与していきたいとしている。
作物と地域に寄り添った施工提案

設備設置によって日陰や反射光がどうなるかをシミュレーション。設備設計に反映するとともに農業委員会への説明資料に使用できる。

水田では水を張った時の杭の腐食を防ぐため防触テープを施工する。杭の設置による水田への悪影響に対する懸念にも対応できる。
問い合わせ

株式会社ハウスジャパン
岡山県倉敷市児島塩生893-1
TEL:0120-070-498
文/宗 敦司
EARTH JOURNAL vol.7(2026年春号)より転載
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