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パワーエックス 2024年半ばから水冷蓄電池モジュールの量産化へ

パワーエックスは今年1月、総額95億円の資金調達を実施した。2024年半ばから予定している岡山県の自社工場での水冷蓄電池モジュールの量産に向け、準備を加速させる。

(アイキャッチ 2023年8月に竣工した蓄電池モジュール工場 出典:パワーエックス)

岡山県の工場に
自動生産ラインを搬入

2023年8月に竣工した蓄電池モジュール工場(出典 パワーエックス)

パワーエックスは、自然エネルギーの普及や蓄電、送電技術の新規事業を展開している。岡山県玉野市の自社工場「Power Base」の製造棟では、水冷蓄電池モジュールの自動生産ラインの搬入を完了し、2024年半ばから予定されている量産に向けた準備が進められている。

新たに調達した95億円は、岡山県の自社工場で、原材料の仕入れや設備投資、そして長期的な事業成長に向けた研究開発費に充てる。パワーエックスは、「これにより優れた蓄電池製品を日本国内で製造する体制を強化することを目指す」としている。

同社は、2023年末より蓄電池製品の出荷・納入を開始している。蓄電池型超急速充電器「Hypercharger」は、これまでに25機以上を自社工場から出荷し、自動車販売店や法人営業所、および同社が運営する公共用充電拠点に設置した。定置用蓄電池「Mega Power」については、2023年12月末に初の顧客納入をしている。

DATA

複数の金融機関から95億円の融資による資金調達を実施


取材・文/高橋健一

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