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圧倒的な軽量化に成功! Das Solarの新製品発表イベントが成功裏に終わる

2024年9月19日、Das Solarの新製品発表イベントが東京都内で開催された。会場には、Das Solarの劉勇・CEO、電巧社の中嶋乃武也・社長、電巧社の石原敦夫・営業部長、西華産業株式会社の櫻井昭彦・社長、西華産業の高橋紀行・営業本部本部長、Das Solar Japan株式会社の朱暁棟・CEO、そしてブルームバーグ社の再生可能エネルギー・アナリストである太田瑚己奈氏をはじめ、多くの方々が足を運び、賑わいを見せた。

各企業のトップが語る
明るい未来への抱負

開会にあたり、DAS Solarの劉勇・CEOが歓迎の言葉を口にしてから次のように語った。
「DAS Solarはこの6年間で大きく成長しました。モジュール出荷量において世界トップ10入りを果たし、ブルームバーグNEFの『Tier 1太陽光メーカー』にも名を連ねました。N型技術の先駆者としてDAS Solarは、常に限界に挑み、常に新しい技術を模索し、より高い変換効率を目指しています。
再生可能エネルギーをいち早く取り入れた国の一つである日本は、当社にとって非常に重要な市場です。日本において急速に発展する屋根置きソーラーパネル市場に対応するために日本法人を設立し、日本市場向けに軽量モジュールを開発しました。日本での包括的な販売・サービス体制を通じ、当社は製品、技術、物流、アフターサービスに至るまで幅広いサービスを日本のお客様に提供していきます。将来的には、電巧社や西華産業と協力して緑あふれる持続可能な未来を創り上げていきたいと考えています」

DAS Solarの劉勇・CEO

 

続いて登壇したのは電巧社の石原敦夫・営業部長だった。
「電巧社では、自家消費向けの太陽光発電システムを『フレキシブルソーラーG+』というブランド名で展開しております。これまでであれば、耐荷重や屋根の形状といった問題から太陽光発電システムを設置できなかった場所であっても、状況に即した施工方法を駆使してDAS Solar製の超軽量モジュールを設置しております。今後もDAS Solarと協力し、日本の脱炭素目標の達成に向けて取り組んでまいります」

電巧社の石原敦夫・営業部長

西華産業の高橋紀行・営業本部本部長は、西華産業がエネルギー分野で長年の歴史を有する総合商社であることを強調した。
「日本市場の特別なニーズに対応するため、DAS Solarは軽量フレーム付きモジュールを提供。重量制限によって設置が難しかった屋根にも対応できる製品です。商業施設や工場の屋根にもすでに設置されており、再生可能エネルギーの普及に貢献しています。西華産業はDAS Solarとのパートナーシップ締結を喜んでおり、今後も再生可能エネルギー分野においてさらに多くのソリューションを提供してまいります」

西華産業の高橋紀行・営業本部本部長

再生可能エネルギー・アナリストである太田瑚己奈氏は、「世界と日本における太陽光発電市場の動向」というテーマで講演。世界的に太陽光発電の導入が加速しており、2024年には世界の新規導入量が600GWに達すると予測した。さらに、太陽光発電製品の価格低下が新たな需要を喚起し、日本では2030年までに再生可能エネルギーの発電比率が36〜38%に達するという見通しを口にした。

再生可能エネルギー・アナリストである太田瑚己奈氏

 

注目を集めた新商品が
屋根分散型のファーストチョイスに‼

「DAS Solar新製品発表」と題したプレゼンテーションを担当したのはDAS Solar日本法人の営業担当である盛昊氏。盛昊氏によれば、N型技術のトップランナーであるDAS Solarは『一つの主軸を軸に、三つの翼で推進し、全方位で発展』という研究開発戦略を策定して歩みを進めている。つまり、TOPCon/SCPCセル構造をベースとしながら、DBC、TSiP、SFOSといった先進技術の開発に注力することで変換効率40%を追求するということだ。

DAS Solar日本法人の営業担当である盛昊氏

盛昊氏は続ける。
「2050年カーボンニュートラルを掲げる日本ですが、国土が狭いため、屋根分散型市場が太陽光投資のホットスポットとなりつつあります。そもそも日本は、アジアの中でも太陽光発電総設置容量に占める屋上型太陽光の割合が最も高い。そうした事情もあり、今回のイベントで展示されたDAS Solarの軽量シリーズとDAON 4.0の新製品モジュールに対しても多くの方々から興味を示していただきました」
実際、DAS Solarが開発したフレームなし、およびフレーム付きの軽量モジュールは参加者の関心を集めていた。とりわけ、『475W軽量ハーフカットフレーム付きモジュール(66セル)』はガラス不使用の封止技術を採用しており、重量はわずか4.7kg/㎡。同じ出力のモジュールに比べて50%以上の軽量化に成功している。また、特許取得済みのフレーム設計を採用し、IEC規格の雪荷重5400Pa、および風荷重2400Paにも対応。高温多湿な環境下での信頼性、耐久性、耐火性にも優れている。取り付けが簡単なのも特徴。取り外し可能な構造設計であるため、メンテナンスも容易だ。
初公開された『軽量ハーフカットフレームなしモジュール(54セル)』も耳目を集めた。重量はわずか4.2kg/㎡。同じ出力のモジュールに比べて70%以上も軽い。1人でも持ち運べる重量であるため、屋根に設置する際にも負荷を抑制できる。

DAS Solarの軽量モジュール製品には12年間の製品保証と25年間の出力保証がついているため、最大限の価値を長きに渡って提供できるのも強みだ。

 

日本のニーズをくみ取り
日本にさらに貢献したい

電巧社の中嶋乃武也・社長による乾杯の挨拶で始まった懇親会でも参加者は楽しい時間を過ごし、西華産業の櫻井昭彦・社長が「本日参加されたすべてのお客様に感謝し、今後はDAS Solarとともに日本市場での協力を強化し、共により良い未来を築きたい」と語って会を締めくくった。
フィナーレには結束を表現するセレモニーが待っていた。DAS Solarの劉勇・CEO、電巧社の中嶋乃武也・社長、西華産業の櫻井昭彦・社長がステージに上がって記念の手形を作成。3社の緊密な協力を通じ、DAS Solarのグリーンなソリューションが日本の太陽光市場で勢いを増し、人々のより良い生活に貢献することを誓った。

DAS Solarの劉勇・CEO、電巧社の中嶋乃武也・社長、西華産業の櫻井昭彦・社長がステージに上がって記念の手形を作成

日本は、DAS Solarの国際化戦略における重要なピースであり、国際進出の端緒とした国の一つ。現地化した販売・サービス網を駆使することで、流通からメンテナンスまでの包括的なサービスの提供を可能にした。だが、DAS Solarは現状に満足しない。日本市場にさらに馴染み、顧客ニーズを的確に把握しながら日本市場によりマッチした事業展開を思い描く。日本の優れたパートナーとの協働も後押しする。目指すのは、産業用から商業&住宅向けの分散型まで、さまざまなチャンネルを開拓し、地球規模の気候変動の抑止に貢献しながらグローバルな事業展開を推し進めることだ。

問い合わせ先


Das Solar
〒103-0005 東京都中央区日本橋久松町9-9 FRAME日本橋8階B室
Tel:03-5614-0690


取材・文/井上直孝

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