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伊藤忠商事とEnphase(エンフェーズ)が業務提携。米国トップのマイクロインバーターついに日本販売

伊藤忠商事は、米Enphase Energy Inc.(エンフェーズ)とマイクロインバーターの販売・マーケティングで戦略的業務提携。Enphaseは世界で高い評価を受けるマイクロインバーターのトップメーカーであり、その上陸を待ちわびた人も多いだろう。住宅用太陽光発電の課題を解決し、効率的な発電と柔軟な設置プランを実現

伊藤忠商事とEnphase Energy Inc.が戦略的業務提携

今回、伊藤忠商事と米国Enphase Energy Inc.(エンフェーズ)が戦略的業務提携を締結し、マイクロインバーターを活用した新たな分散型エネルギーシステムが日本市場に導入されることになりました。マイクロインバーターの主力がついに上陸。この革新的な技術は、太陽光発電の可能性を大きく広げ、私たちの暮らしに新たな価値をもたらすことが期待されます。
伊藤忠商事株式会社は、米国Enphase Energy Inc.と日本市場におけるEnphase製太陽光発電システム向けマイクロインバーターの販売・マーケティングを目的とした戦略的業務提携に合意しました。
Enphaseは住宅用太陽光発電のマイクロインバーターにおける米国トップシェアメーカーであり、その技術は世界中で高い評価を得ています。一方、伊藤忠商事は分散型エネルギー事業に積極的に取り組み、再生可能エネルギーの普及に貢献してきました。
今回の提携により、両社の強みが融合し、日本市場におけるマイクロインバーターの普及が加速されることが期待されます。

マイクロインバーターがもたらす新たな価値

従来の集中型インバーターを用いた太陽光発電システムでは、狭い屋根面積や日照条件の悪い場所への設置が課題となっていました。しかし、マイクロインバーターはこれらの課題を解決し、より効率的な発電と柔軟な設置プランを提供します。
東京都では2025年4月から新築住宅への太陽光発電システム設置が義務化されるなど、分散型電源の導入が進んでいます。マイクロインバーターの導入は、これらの動きを後押しし、太陽光発電の更なる普及に貢献するでしょう。

以下、伊藤忠商事のプレスリリース転載

米国Enphase Energy Inc.との日本市場における戦略的業務提携について
マイクロインバーターを活用した分散型エネルギーシステム実装の更なる加速に向けて

2025年2月10日
伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:石井 敬太、以下「伊藤忠商事」)は、Enphase Energy Inc. (本社:米国カリフォルニア州、President and CEO:Badri Kothandaraman、以下「Enphase(エンフェーズ)」)と、Enphase製の太陽光発電システム向けマイクロインバーターの日本市場における販売・マーケティングを目的とした戦略的業務提携を合意しました。

伊藤忠商事はこれまで、住宅用から産業用にわたる再生可能エネルギーの発電、調整力としての蓄電、需要家間での電力融通や効率的なエネルギーマネジメント事業等を組み合わせることで、幅広く分散型エネルギー事業の取組を進めてまいりました。

Enphaseは住宅用太陽光発電のマイクロインバーターにおける米国トップシェアメーカーであり、同社のインバーターを使用した太陽光発電システムは160ヵ国以上、450万世帯以上に販売・設置されています。

2025年4月から東京都での新築住宅への太陽光発電システム設置が義務化されるなど、分散型電源の更なる導入が見込まれています。一方、従来の集中型インバーターを用いた都市部での住宅屋根への設置には、狭い屋根面積、日照の少ない屋根面への設置等への対応が課題となっていました。マイクロインバーターを導入することにより、それらの課題を解決すると同時により効率的な発電と柔軟な設置プランを提供することが可能となります。太陽光発電システムの更なる普及が求められている東京都を手始めに、2025年度内には日本全国への販売拡大を見込んでいます。

伊藤忠商事は経営方針「The Brand-new Deal~利は川下にあり~」を掲げ、社会の変化に伴い多様化するニーズを捉え、より消費者に近い川下ビジネスを開拓・進化させ、事業領域を拡大していきます。同時に、Enphaseの革新的な製品を展開することで限られた住宅屋根からの発電を最大化するとともに、従来より取り組んできた分散型発電、蓄電池を活用したエネルギーマネジメントに融合させることで、グリーン電力を余すことなく巡らせていく社会を実現していきます。

Enphase Energy Inc. 会社概要

本社:47281 Bayside Parkway, Fremont, CA 94538, USA
代表者:Badri Kothandaraman
設立:2006年
事業内容:太陽光発電システム用のマイクロインバーター、エネルギー管理技術の開発および販売
URL:https://enphase.com/  

引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000174.000009490.html

ハンファジャパンではEnphaseと小型モジュールを組み合わせたシステムを販売

ハンファジャパン株式会社)は、米国トップシェアEnphase社の日本初上陸の最新型マイクロインバーターと、ハンファジャパンが日本の住宅向けに開発した小型太陽電池モジュール「Re.RISE S 230」を組み合わせた、MLPE技術※搭載の新たなプレミアム太陽光発電システム「Re.RISE AC(リライズエーシー)」を発表。詳しくはハンファジャパンのリリースにて
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000174.000009490.html

持続可能な社会の実現に向けて

伊藤忠商事は「The Brand-new Deal~利は川下にあり~」という経営方針を掲げ、社会の変化に対応した新たなビジネスモデルを創出しています。今回の提携もその一環であり、Enphaseの革新的な製品を展開することで、限られた住宅屋根からの発電を最大化し、グリーン電力を余すことなく活用する社会の実現を目指しています。

マイクロインバーターの普及は、太陽光発電の可能性を広げ、持続可能な社会の実現に貢献するだけでなく、私たちの暮らしにも新たな価値をもたらします。より効率的な発電、柔軟な設置プラン、そして環境への貢献。これらがマイクロインバーターがもたらす新たな価値です。

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