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機能美に優れた新・追尾式太陽光発電システム!

機能美と高性能を兼ね備えた新型の追尾式太陽光発電システム「smartflower」が欧州で発売されている。太陽光発電を"スマートに"暮らしに取り入れられるユニークな製品だ。

洗練されたデザインと高機能を両立
庭に設置できる追尾式太陽光発電システム

smartflower(スマートフラワー)を作ったのはオーストリアのsmartflower energy technology GmbH。このスマートフラワーは名前の通り、12枚の太陽光パネルが中心部から花のように開いており、従来の太陽光発電システムのビジュアルイメージを大きくくつがえすものだ。そのデザイン性は既に高く評価されており、デザインの革新性や機能性、エコロジーへの貢献度などを基準として審査するレッド・ドット・デザイン賞を2016年に受賞した。その他にもこれまでに5つの賞を受賞し、洗練された造形は各所で太鼓判を押されている。

優れているのはデザインだけではない。機能性も確かであり、smartflowerは発電効率が重視された製品となっている。最も特徴的な機能は、太陽光追従機能だ。この機能により、smartflowerはピーク発電の時間を長くとることができ、従来のパネルに比べて40%も発電量が多いという。年間の発電量は総計すると4,000kWhに上り、欧州の一般的な家庭での1年間の平均消費電力を上回る。

開発者たちは安全対策も徹底した。特に、庭に設置するタイプの太陽光パネルであるため、強風対策は万全だ。smartflowerは、風速が63km/hを超えると羽が全て自動で閉じられ、畳まれるようになっている。さらに、センサーが風速を独自に判断し、風が弱まってきたら自動で発電が再開されるのだ。

そして、万全の対策が施されているのは安全性だけではない。防塵対策もユニークだ。smartflowerは朝になると羽根が開き、日没になると羽根が閉じて収納されるようになっている。朝晩に羽根同士が合わされるという特徴を活かし、パネルが開くたびに羽根についたブラシがこすれ、汚れが落ちる設計になっている。そのため、汚れの付着による発電効率の低下を防ぐことが可能なのだ。

デザインにこだわって建てた自宅の屋根に、太陽光パネルを設置するのはちょっと……とためらっていた人も、smartflowerならスタイリッシュに太陽光発電を取り入れられるかも?

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