FITに頼らないPV産業、’単結晶パネル’が実現への鍵を握る!
2018/03/08
単結晶モジュールで世界No.1のロンジ・ソーラーは、一般的な野立てやルーフトップだけでなく、ソーラーシェアリングなど社会的意義の大きな取り組みも積極的に進めている。2018年の展望について、日本支社で代表取締役社長を務める秦超氏に話を聞いた。
ライバルは、多結晶モジュールではなく
火力発電などの化石燃料系エネルギー
日本のPV市場での一時のブームは去りましたが、今後もしばらく6~8GWの年間導入量が見込まれています。さらにその先までPV産業を持続可能なものにするためには、価格競争力をより高めていくことが不可欠だと考えております。FITに頼らずに、他の電源と競争できる産業にしていかなければなりません。
私たちは、単結晶モジュールの専門メーカーとして世界一の出荷量を誇っていますが、本当の競争相手は多結晶モジュールではありません。ライバルは、火力発電などの化石燃料系エネルギーです。これらの電源に負けることなく、太陽光発電を主力エネルギーにしていくために、単結晶モジュールの技術革新を進めているのです。単結晶ならではの高効率・高出力で生涯実発電量が多い製品を、優れた価格競争力で提供し続けていきます。
LONGi Solar Technology株式会社 代表取締役社長 秦 超氏
2018年、弊社は日本での営業販売を強化します。日本支社のスタッフを拡充し、よりきめ細かなサービス体制を確立します。また、一般的な野立てやルーフトップだけでなく、ソーラーシェアリングなど社会的意義の大きな取り組みも積極的に進めてまいります。グローバル市場で培った経験とノウハウを活かし、日本の皆様のお役に立っていければと願っています。
DATA
LONGi Solar Technology株式会社
東京都千代田区大手町2-6-1朝日生命大手町ビル24階
TEL:03-3516-6300
取材・文/廣町公則 文/大根田康介
SOLAR JOURNAL vol.24より転載