編集部からのお知らせ

計測機器メーカー社長に聞く! 太陽光業界の展望

日本の太陽光発電市場の日射計シェアナンバーワンを誇る英弘精機。代表取締役社長である長谷川氏に、今後の太陽光業界の展望について聞いた。

安定した発電の継続のため
O&M関連機器の重要性

新規の太陽光発電所の建設が減少する傾向が見られ、コスト面ではさらにシビアな事業運営が必要です。その中で安定した発電を継続するため、日射計をはじめとしたO&M関連機器の重要性に対する意識が高まってきています。

当社はありがたいことに、日本の太陽光発電市場において日射計のシェアはナンバーワンです。日射をはじめとした太陽光発電に関する計測性能において我々の製品に匹敵するものはなく、世界でも稀有な企業だと自負しています。住宅用の普及だけでなく、例えば建材として利用できる太陽光モジュールなど、太陽光発電設備の可能性はまだ広がると考えてい ます。

日射計はハイグレードから簡易タイプまでご提供しており、他気象計測機器を含めて発電所の健全性評価・健全性確認のためには、特別高圧から低圧まで様々な太陽光発電所に対応できる製品が必要となるでしょう。

今後需要が高まる
発電予測にも貢献

茨城県で2ヶ所、自社のソーラーパークを運営しており、6社のモジュールの比較をしながら日射計などの実証実験も行っています。また、雲の様子を撮影しながら短期の日射予測を実行する「スカイカメラ」という機器の開発にも注力しています。これから需要が高まる発電予測の分野でも貢献していきたいと考えています。

DATA

英弘精機株式会社 代表取締役社長

長谷川 壽一氏


取材・文/廣町公則 文/大根田康介

SOLAR JOURNAL vol.24より転載

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 【2024年太陽光ビジネス】再エネは「長期安定電源」になる! 事業環境の整備に必須のリパワリング...
  2. 宮城県、森林保全へ再エネ課税 4月1日に全国初の条例施行
  3. 太陽光パネルの増設・更新を促進! 2024年度にルール見直し
  4. 太陽光発電、盗難保険金が急増 持続的な保険提供が困難になる可能性も
  5. 初回の長期脱炭素電源オークション、976.6万kW約定。蓄電池で厳しい競争
  6. 太陽光発電所 銅線ケーブルの盗難被害が相次ぐ 銅の価格上昇が背景に
  7. 最新春号の見ドコロ!「ソーラージャーナル」vol.49 4/30発行
  8. 脱原発完遂のドイツの電源構成、どうなるエネルギー費の再高騰リスク?
  9. 【受付中】5/28(火) ケーブル盗難のリアルを知るための「太陽光のリスク管理」セミナー開催...
  10. 【 参加受付中!】2024年7月25日(木)「第30回PVビジネスセミナー」
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.49 | ¥0
2024/04/30発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ