単なるオプティマイザではない! Flex MLPE普及へ
2018/06/14
日本でもモジュールごとの発電効率が重視されるようになり、オプティマイザへの関心が高まっている。米国でその先駆けとなったのが、タイゴエナジーのソリューションだ。Chairman and CEOのZvi Alon氏にお話を伺った。
Flex MLPEで太陽光発電産業の
さらなる発展に貢献
タイゴは、2007年にシリコンバレーで誕生したMLPE(Module-Level Power Electronics)のパイオニア企業です。日本でもモジュールごとの発電効率が重視されるようになり、オプティマイザへの関心が高まっていますが、タイゴのソリューションは米国において、その先駆けとなるものでした。弊社は現在、日本市場の多様なニーズに応えるべく、「Flex MLPE」の普及に取り組んでいます。
Flex MLPEは、たんなるオプティマイザではありません。モニタリング、セーフティ、オプティマイジングなど5つの機能を持つモジュール式デバイスであり、プロジェクトや予算に合わせて、必要な機能だけを自由に選んで装備できるフレキシブルなシステムとなっています。
米国では、今年4月から屋根上太陽光へのセーフティ機能が法制化され、火災などの緊急時にはストリングへの電流と電圧を即時ゼロにできる機能が求められることとなりました。タイゴはいち早く、その機能の実装にも成功しています。セーフティ機能は、今後、日本でも必要とされてくることは間違いないでしょう。私たちタイゴは、これからも柔軟な発想と技術力で、太陽光発電市場のさらなる発展に貢献してまいります。
PROFILE
Tigo Energy Inc.
Chairman and CEO
Zvi Alon氏
取材・文/廣町公則、大根田康介
SOLAR JOURNAL vol.07より転載