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最適化だけじゃない! “次世代パワエレ”活用による4つのメリット

太陽光発電システムを監視・制御し、パフォーマンスを引き上げる「次世代パワーエレクトロニクス」。発電量の最大化が図れることに加え、多くの特長がある。ここでは、"次世代パワエレ"の活用により生まれる大きな4つのメリットをご紹介!

①発電量の向上

経年劣化やモジュール表面の汚れ、電柱の影、モジュール設置角度の違いなど、太陽光発電所でミスマッチが発生する要因は多岐にわたる。

モジュールやストリングレベルでのMPPT(最大電力点追従機能)を有する次世代パワエレは、ミスマッチによる電力ロスを大きく低減。それぞれの発電所の状況に合わせた最適な発電状況を実現する。

②システム設計自由度の向上

傾斜地でパネルの角度が異なったり、一部のモジュールに影がかかってしまうような土地でも、次世代パワエレがあれば、発電量を最大化することができる。

モジュールを敷地いっぱいに設置する、ストリングを構成するパネルの枚数を増やす、過積載システムを構築するなど、従来の設計よりも柔軟かつ効率的なシステム設計が可能になる。

③監視精度の向上

一般的なパワコンレベルの監視から、モジュールレベル/ストリングレベルでのより詳細な監視が可能になる。

不具合を発見する精度が向上し、発電ロスを最小限に抑え、売電収入の向上につながる。長期的な発電量や事業性を考えた時に大きな差が生まれる。

④安全性の向上

火災や水害などによって、太陽光パネルの発電をストップすべき状況になった時、一部の次世代パワエレには電流・電圧を即座に低下させる=「ラピッドシャットダウン」という機能が備わっており、消防士などが復旧にあたる際の安全を確保することができる。太陽光発電所の信頼性を高めるために重要なポイントだ。


SOLAR JOURNAL vol.25(2018年春号)より転載

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