編集部からのお知らせ

ドイツで競演! 2020年の主役は”近未来EVコンセプトカー”

ディーゼル車の排ガス不正問題が引き金となり、ヨーロッパの自動車メーカーは一気に電動化へとシフト。2019年9月に開催されたフランクフルト・モーターショーでは自動車を取り巻く状況に対する自動車メーカーの方向性が明らかになり、最新の電動化技術を採用したEVコンセプトカーが数多く出品された。

多様化する“近未来EV”

2020年代後半からの主役は、モーターに高性能電池を組み合わせたEVに自動運転やコネクテッドなどを加え、地球に優しく、快適に移動できるエコカーだ。フランクフルト・モーターショーではドイツメーカーが中心となり、近未来のEVコンセプトカーが数多く参考出品された。

VWアウディグループはEVシフトを鮮明にしている。アウディはe-tronの発表以降、積極的に電動化を推し進めてきた。その第4弾となるのが、電動、4WD、自動運転機能を備えたクロスオーバーSUVのAI:TRAILクワトロだ。

フォルクスワーゲンはIDシリーズの量産型ID.3を発表し、予約受注を開始した。また、EVレーシングカーのID.Rの最新仕様を展示している。

BMWは2025年までに25もの電動モデルを投入すると発表。会場にはプラグインハイブリッド車のビジョンMネクストや水素燃料電池車を出品した。ポルシェもスポーツEVのタイカンを、メルセデス・ベンツも電動車ブランドのビジョン「EQ」のSクラス、EQSをワールドプレミアしている。

DATA

Audi AI:TRAILクワトロ

4機のモーターのシステム最高出力435psを誇る4WDのEVオフローダーで、航続距離は400km以上だ。悪路を250km/hで駆け抜ける実力を秘めている。

フォルクスワーゲン ID.R

680psを発生するツインモーターのEVレーシングカーで、ボディはカーボンファイバー製だ。

フォルクスワーゲン ID.3

ショーで人気を独占した21世紀のビートルがID.3。3種類の電池仕様を用意し、ベース車は3万ユーロ以下だ。2020年夏から納車を開始する。

BMW ビジョンMネクスト

電動化した「M」ブランドのコンセプトカー。4気筒のターボにモーターを加え、600psを誇る。


取材・文/片岡英明

SOLAR JOURNAL vol.31(2019年秋号)より転載

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 地域の合意形成を伴走支援 再エネ導入の新たなモデルに ~ 宮城県 再生可能エネルギー地域共生促進税条例を施行 ~...
  2. 【申込受付中!】12/10東京開催!「系統用蓄電池ビジネス」セミナー 蓄電所市場で勝ち抜くヒント...
  3. いつまで続けるのか、ガソリン補助という愚策
  4. 【参加受付中!】2025年1月29日(水)「第32回PVビジネスセミナー」
  5. ハンファジャパンが新製品「Re.RISE-G3」を発売!トークショーにヒロミさんが登壇し一日アンバサダーに就任...
  6. 瓦屋根を再現したJackery社の太陽光パネルが2024年度グッドデザイン賞を受賞...
  7. 【産総研】世界初となるペロブスカイト太陽電池自動作製システムを開発‼ 開発スピードを飛躍的に向上できる...
  8. 専門家に聞いた! 日本に「垂直ソーラー」が必要な理由とは?
  9. 第7次エネルギー基本計画、年内に骨子案を固める 脱炭素電源の構成比率が焦点に...
  10. グリッドコードとは? 太陽光発電事業者も知っておくべき系統運用の新ルール...
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.51 | ¥0
2024/10/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ