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ABBのソーラーインバータ事業を買収した、Fimer。日本市場への参入は?

FITの抜本的見直しや住宅用の卒FITを控え、日本市場に新しいトレンドが芽生え始めつつある。Fimer S.P.A.のFilippo Carzaniga氏は、日本市場の将来をどのように見ているのだろうか。

ABBのソーラーインバータ事業を買収
戦略強化へ取り組みを開始

私達FIMERは、1942年の創業当初から、産業のオートメーションと製造の溶接システムに注力してきました。1983年にインバータテクノロジーを電力関連事業に活用し始めました。太陽光業界の成長は早く、刻々とトレンドが変化していきます。そのような業界で顧客のニーズを理解し、迅速に反応できるようになるために、ABBの力が必要だと考え、今年7月のABBソーラーインバータ事業の買収に至りました。

マーケティングやR&Iへの年間投資額の増額を考えながら、戦略面を強化していきます。市場の混乱を避けるために、3年間はABBブランドを残しつつ、徐々にFIMERブランドへと統合していく予定です。日本市場への参入は難易度が高いのですが、とても注目している市場です。

私達の強みは、ブロックチェーンや製品の小型化など、AIの分野で最も先進的な成長を遂げていることです。それらを駆使することはもちろん、私達のソリューションがどれだけすぐれているのか、日本の皆様に理解してもらうことが、市場参入にあたって必要だと感じています。FIMERとABBの長所を組み合わせて太陽光業界に唯一の製品を作り出し、日本市場で活躍していきたいと考えています。


PROFILE

Fimer S.P.A.
Mr. the Chief Executive Officer

Filippo Carzaniga氏


SOLAR JOURNAL vol.31(2019年秋号)より転載

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