編集部からのお知らせ

世界を牽引する随一の技術力を誇る! 中国パビリオンで“太陽光発電の顔”に決定

単結晶シリコン太陽電池モジュールメーカー、LONGiが今年、設立20周年を迎える。「2020年ドバイ国際博覧会」では、中国の太陽光発電産業を代表する企業として、同国パビリオンをスポンサードする。躍進を続けるLONGiから、目が離せない。

ドバイ国際博覧会で
中国PV業界の顔に


ロンジは、このほど「2020年ドバイ国際博覧会」の中国パビリオンにおける“太陽光発電スポンサー”に選定された。同博覧会は2020年10月20日〜2021年4月10日、UAE(アラブ首長国連邦)ドバイ市で開催される世界最大規模の国際博覧会だ。

この選定を行った中国国際貿易促進委員会の世界博覧会事務局副ディレクター、ファン・クー氏は、スポンサー発表セレモニーで述べている。

「中国パビリオンは『華夏の光』と名付けられました。その外観は、伝統的な中国のランタンをモチーフにデザインされ、『輝きと未来』を象徴しています。太陽光発電産業は中国の『国家的名刺』(国を代表する産業の1つ)となり、規模・用途・技術・コストなどすべての面でリードしています。ロンジは、中国の太陽光発電産業のリーダーとして輝くでしょう」
 

「単結晶」を徹底追求
グローバルシェアNo.1

まさに中国を代表するPVモジュールメーカーとなったロンジ。同社は今年、設立20周年を迎える。その歩みは太陽光発電のグローバルな発展とともにあり、いまや世界のPV市場を主導する存在だ。成功の秘訣はどこにあったのかーー改めて、ロンジ20年の軌跡を振り返ってみよう。


ロンジは2000年、中国陝西省西安市を拠点に、単結晶シリコン・インゴットの生産を開始。2007年に、早くも年間生産量1000tを突破した。2014年には、LERRI Solar Technology社を傘下に収め、セル/モジュール事業を本格展開。モジュール製品の累積出荷量は、20GW超に達している。

単結晶ウェハの生産能力は、2016年末で7.5GW、2017年末で15GW、2018年末で28GW、2019年末で36GWに到達。さらに、2020年末までに65GWへと拡張する計画を立てている。

ロンジの最大の特徴は、インゴットからセル/モジュールまで一貫して“単結晶”シリコンにこだわってきたところにある。単結晶ウェハの生産量は、2014年から世界一を独走中だ。多結晶を含むウェハ全体でも2019年、No.1に輝いた模様。2019年は、多結晶と単結晶の世界シェアが逆転(予測)した年ともなった。かつて多結晶が主流だった太陽光発電において、単結晶の評価を高め、その普及拡大をリードしてきたのがロンジなのだ。
 

世界をリードする技術力
低価格化にも成功

ロンジでは、単結晶シリコン製品の研究開発に毎年、売上高の5〜8%を投入している。世界中から集まった研究開発者は、現在700名以上。そうして培われた技術力の高さは、約568件(昨年6月末時点)の特許取得にも表れている。

温度特性や照度特性に優れ、実発電量が多いという単結晶モジュールの優位性は、ロンジによって磨かれてきたといっても過言ではない。最新の単結晶PERCモジュールも、変換効率の世界記録を更新した。圧倒的なシェアを背景に量産化を実現し、低価格化にも成功している。

ロンジの日本法人、ロンジ・ソーラー・テクノロジー社長は、次のように語る。

「私たちは、単結晶モジュールの専門メーカーとして世界一の出荷量を誇っていますが、多結晶モジュールが本当の競争相手だとは思っていません。ライバルは、火力発電等の化石燃料系エネルギーです。

これらの電源に負けることなく、太陽光をエネルギーの主力にしていくために、単結晶モジュールの技術革新を進めているのです。単結晶ならではの高効率・高出力、優れた生涯実発電量の製品を、優れたコストパフォーマンスで提供し続けます」。
 

第三者機関から最高評価
太陽光の未来に向けて

ロンジの単結晶モジュールは、国際的な第三者機関からも高く評価されている。2019年は、独TÜV Rheinlandにより屋外発電量No.1を受賞。米RETC、英BNEF、ノルウェーDNVGLからも、それぞれにトップクラスの性能評価を受けた。財務基盤の安全性に関しても、BNEF(ブルームバーグ・ニューエナジー・ファイナンス)から最高位に位置づけられている。

創業20年を経て、確固たる地位を確立したロンジ。太陽光発電のさらなる拡大に向けて、同社への期待は高まるばかりだ。
 

 

世界各国に豊富な実績




 

問い合わせ

LONGi Solar Technology株式会社
東京都千代田区大手町2-6-1 朝日生命大手町ビル24階
TEL:03-3516-6300


取材・文/廣町公則

SOLAR JOURNAL vol.32(2020年冬号)より転載

Sponsored by LONGi Solar Technology株式会社

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 初回の長期脱炭素電源オークション、976.6万kW約定。蓄電池で厳しい競争
  2. 宮城県、森林保全へ再エネ課税 4月1日に全国初の条例施行
  3. 太陽光発電所 銅線ケーブルの盗難被害が相次ぐ 銅の価格上昇が背景に
  4. 太陽光パネルの増設・更新を促進! 2024年度にルール見直し
  5. 太陽光発電、盗難保険金が急増 持続的な保険提供が困難になる可能性も
  6. 脱原発完遂のドイツの電源構成、どうなるエネルギー費の再高騰リスク?
  7. 【2024年太陽光ビジネス】再エネは「長期安定電源」になる! 事業環境の整備に必須のリパワリング...
  8. 【受付中】5/28(火) ケーブル盗難のリアルを知るための「太陽光のリスク管理」セミナー開催...
  9. 太陽光発電所の盗難被害が急増 外国人グループの犯行か
  10. 【 参加受付中!】2024年7月25日(木)「第30回PVビジネスセミナー」
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.49 | ¥0
2024/04/30発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ