太陽光発電所づくり はじめの一歩!賢い架台の選び方①~「野立て用架台」の選び方~
2020/05/21
太陽光発電所を支える架台はどのように選ぶのがよいのだろうか? 連載第1回は「野立て用架台」をテーマに、架台の賢い選び方をお教えしよう。
最適な架台の選択が
発電所づくりの第一歩
FIT開始以来、日本における太陽光発電所といえば、なんといっても「野立て」が中心だ。しかし、ひと口で野立てといっても、条件は様々。
100MWを超えるメガソーラーから50kW未満の低圧まで、日射条件にすぐれた平地の案件もあれば、傾斜地で森に囲まれた案件や、積雪を避けられない場所など、規模はもちろん設置条件も様々だ。今回は、その「野立て」に絞って架台選びの見落としがちなポイントをご紹介しよう。
まず、架台選びによって変わってくるのは、単純な部材コストだけではない。施工時の工数や長期的なメンテナンスコストも変わってくるのだ。傾斜地であれば、現地でパネル角度を調節できるものが望ましいし、積雪地であれば、耐荷重が重要なポイントとなるだろう。もしそれらの条件を考慮しなければ、長期的なコストがかさんでしまうかもしれない。
最適な架台を選択して、最高の太陽光発電所を作ろう!
Check!
見落としがちな3つのポイント
1 施工コストを考える
架台自体が安ければ自動的に建設コストが下がる、というわけではない。たとえば、高価格な製品を選択しても、出荷時にある程度組み立てられているものなら施工工数が減るためコストを抑えられる。
2 メンテナンスコストも考える
「積雪は最大何cmを想定するか?」「塩害対策はどの程度必要?」など、長期的なメンテナンスも考えて、発電所のコストパフォーマンス最大化を基準に選択することが肝要だ。
3 素材選びは耐久性も考える
アルミ架台は軽く、スチールは重いが比較的コストが低い。素材選びは製品自体のコストはもちろん、設置する土地で求められる耐久性(積雪対応や塩害対策など)も考慮しよう。
ひとことで「野立て」と言っても状況は千差万別
架台メーカー・日本BSLが架台を提供した太陽光発電所の事例の一部。メガソーラーから低圧まで幅広い規模があるが、土の性質や傾斜、必要な高さ、積雪対応の有無など、建設する土地によって様々な条件に合致した架台を選ばなければならない。
北海道/1.93MW/南傾斜/一本足架台
福島県/15MW/南傾斜/一本足架台
茨城県/2.8MW/南傾斜/W型野立て架台
モンゴル/13MW/南傾斜/W型野立て架台
宮城県/1.7MW/南傾斜/N型野立て架台
問い合わせ
日本BSL株式会社
千葉県八千代市緑が丘1-1-1 公園都市プラザ1F
TEL:047-406-4577
日本での累計出荷実績1GW
特高案件の実績多数
高い価格競争力
すぐれた品質管理
日本に倉庫を保有し緊急対応・アフターサポート可能
SOLAR JOURNAL vol.32(2019年春号)より転載
Sponsored by 日本BSL株式会社