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エマ・ワトソン、ケリング社の取締役とサステナビリティ委員会の会長に就任

『ハリー・ポッター』シリーズで主人公ハリーの親友ハーマイオニーを演じていたエマ・ワトソンも今年で30歳。女性の権利向上や環境問題について積極的に活動してきた彼女に新たな大役が加わった。

ハイエンドのブランドが
サステナビリティを考慮

国連のUNウィメンの親善大使としてジェンダー間の平等を訴えてきたエマ・ワトソン。2016年には、読書クラブを立ち上げ、女性の権利向上に役立つ本を紹介している。そんな彼女にグッチやイヴ・サンローランなど高級ブランドを傘下に持つ複合企業ケリング社が白羽の矢を立てた。

6月16日、エマはケリング社の取締役と同社のサステナビリティ委員会の会長に就任。ケリング社の代表フランソワ・アンリ・ピノーは、エマと共に迎え入れた新メンバーについて「彼らそれぞれが持つ経験、知識、能力は、ケリング社の取締役会に貴重な意見をもたらしてくれます。多様な視点から生まれる知識とさまざまな経験から生まれる豊かさは、私達の組織の将来にとってとても重要です」と発表した。

エマの活動は女性の権利向上だけが注目されているが、ケリング社のサステナビリティ委員会の会長に就任したように、環境問題にも積極的に取り組んでいる。倫理的でサステナビリティを考慮したファッション・ブランドと消費者をつなぐ「Good on You」の顔としても活動しているのだ。

Good on You は、2015年にローンチしたウェブサイトとアプリ。それぞれのファッション・ブランドを「Planet」「People」「Animals」のカテゴリーで5段階評価し、そのブランドの商品が購入できるようになっている。

「買い物をする時に少し考慮するだけで、世界を変える大きな力を私達は持っている」とエマがコメントを寄せているように、今や価格だけが購入の決め手ではなくなってきた。商品が消費者の元に届くまでに倫理的、地球環境的な考慮がなされているかが重要になってきた。

そんなタイミングでのケリング社のサステナビリティ委員会会長就任。今後、ハイエンドのブランドが積極的にそうした活動に取り組むことによって、世界が良い方向に変わっていく予感がする。


取材・文/はせがわいずみ

SOLAR JOURNAL vol.34(2020年夏号)より転載

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