編集部からのお知らせ

【エグゼクティブインタビュー】「ラピッドシャットダウンの普及を推進」Tigo Energy Inc.の挑戦

新型コロナの感染終息は未だ見通せず、気候危機の被害は拡大を続けている。オプティマイザメーカーTigo Energy Inc.のDirector of Japan Sales天野啓史氏に、太陽光マーケットにおける強みや自家消費型太陽光の普及への貢献方法について話を聞いた。

日本における新型コロナの感染は、
ビジネスにどのような影響を与えましたか?

東京を拠点とする弊社も、県をまたぐ訪問営業や製品説明会の機会が限られています。各地方販売店も、地域内の対面営業を控えています。よって、売上の減少が生じています。対策は、オンライセミナーの作成と開催です。

日本の太陽光マーケットで
注力しているソリューションとその特長は?

一つは、発電所計画当初の発電量シミュレーションより、実際の発電量が少ない発電所のリパワリングです。二つ目は、発電システムの火災だけではなく、水没による感電リスクを減少できるラピッドシャットダウンです。

自家消費型太陽光の普及に、
どう貢献しますか?

三つの機能、モニタリングはアクセスが限られる屋根設置システムのO&Mコストの削減、ラピッドシャットダウンは災害時の安全性向上、オプティマイジングは隣近隣建造物の陰による発電ロスの低減にて貢献できます。

RE100など、再エネ拡大に対する
需要家の声が大きくなっている現状をどう捉えていますか?

RE100においても重要な太陽光発電システムのROIを、TigoのMLPEテクノロジーは向上させます。

世界中で甚大な被害をもたらしている
気候危機の影響について、どんな取り組みをしていますか?

最近の豪雨による洪水や土砂崩れによる太陽光発電システムの浸水と崩壊は感電のリスクを生じ危険です。発電システムの安全性を向上させるラピッドシャットダウンの普及を推進してまいります。

世界の目標とされているSDGsの達成
に対する取り組みを教えてください。

持続可能な開発において有効な太陽光発電システムのスマート化を通し、SDGsに貢献できると信じています。そのスマート化の一つとして、モジュール・レベルのモニタリングの認知度と導入を高めてまいります。

PROFILE

Tigo Energy Inc.
Director of Japan Sales

天野 啓史氏


SOLAR JOURNAL vol.35(2020年秋号)より転載

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. ハンファジャパン、「N型バックコンタクト」で新境地を拓く! 日本の屋根に寄り添った「全方位進化」とは?...
  2. 北海道釧路市「ノーモア メガソーラー宣言」 10kW以上の事業用太陽光発電を許可制へ...
  3. 蓄電所ビジネスを支えるHUAWEIの蓄電池。地域と調和する次世代インフラの新基準...
  4. カスタマイズが容易で短納期! IEC規格に準拠した「ベース一体型受変電盤」...
  5. 積水化学工業がペロブスカイトを量産化! 2030年にはGW級の製造ライン構築を目指す...
  6. 一次調整力の要件をクリアするためのポイントは? エネルギーマネジメントシステムの専門家が蓄電池ビジネスを解説...
  7. 太陽光発電一体型計測ステーション。計画段階から運転開始後までデータ収集...
  8. 【受付中】9/3(水)開催!注目の系統用蓄電池に特化した、投資家・金融向け「グリーン投資戦略セミナー」...
  9. 【参加受付中!】2025年9月12日(金)「第35回PVビジネスセミナー」
  10. 『SOLAR JOURNAL』最新夏号8/1発行!《再エネ 主力電源へ》
広告お問い合わせ 太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.54 | ¥0
2025/8/1発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ