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Looop、家庭の電気・ガス代を節約しながら脱炭素化できる新リースサービスを開始

Looopが、家庭の光熱費の削減と脱炭素を同時に叶える新サービスを開始した。『とくするソーラー 蓄電池付きプラン』は太陽光と蓄電池、電力供給、ハイブリッド給湯器がセットになった“お得”なリースサービスだ。

メイン画像:Looopの中村 創一郎 代表取締役社長(左)とスマートライフ事業部 企画開発課 若林 輝男 課長(右)

初期投資ゼロの新リースサービス
ハイブリッド給湯器まで含む

10月14日にLooopが発表した『とくするソーラー 蓄電池付きプラン』は、住宅向けの屋根置き太陽光発電システムの新しいリースサービスだ。太陽光発電システム『Looop Solar』、連結可能な蓄電池『エネブロック』、電力供給の『Looopでんき』にハイブリッド給湯器を加えた4点セットとなっている。

ハイブリッド給湯器は、電気でもガスでも給湯ができ、日中の余剰電力を吸収する役割も担う。2種類の熱源をお湯を沸かせるため、災害にも強いのが特徴だ。

リース期間は15年で、期間中はLooopが余剰電力を買い取る。リースのため住宅ローンの対象外となり、ユーザーはローンの与信枠を使うことなく太陽光発電設備を導入できる。期間満了後はユーザーへ無償譲渡される。

ユーザーにとっては、初期投資なく太陽光発電や蓄電池を導入でき、毎月の光熱費も抑えられる経済的なメリットがある。また、住宅メーカーには浮いた住宅ローン枠でほかの設備を充実させられる利点がある。

電気代とガス代双方を安く
リース代込みで10%の削減も

『とくするソーラー 蓄電池付きプラン』の独自性は、電気代だけでなくガス代も合わせた家庭の光熱費全体に着目した点にある。下記は東京電力エリアにおける光熱費削減効果のシミュレーション例だ。

(出典:株式会社Looop)

まず、太陽光発電の自家消費と余剰電力による給湯で、電気代とガス代を低減する。次に、余剰電力の売電収入を反映すると、光熱費は実質的にさらに圧縮される。すると、太陽光発電と蓄電池のリース料金を加算しても、プランの利用前より光熱費を削減できる。条件によっては、光熱費が10%以上安くなるケースもあるという。

メインターゲットは新築の戸建て住宅だが、分譲住宅や既存住宅の設備の買い替えでも利用できる。サービスは全国で展開し、ユーザーがオール電化を希望する場合にはハイブリッド給湯器をエコキュートへ変更することも可能だ。なお、リースの対象となるのは太陽光発電と蓄電池。ハイブリッド給湯器はハウスビルダーが提供し、住宅ローンに含まれる。

すでに、大手を含むハウスビルダー複数社と同プランの提携を進めているという。初年度は全国で5,000件の成約を目指す。

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