超軽量で“フレキシブル”な結晶系パネル、登場!
2016/09/16
新たに開発された“フレキシブル”な太陽光パネル『eArche』(イーアーチ)。従来品の4分の1の軽さを実現した新パネルが太陽光発電の可能性を広げる。
SunMan社が開発した単結晶パネル『eArche』(イーアーチ)。9/7~9/9に開かれた[関西]PV EXPO会場で注目を集めていた同社のブースは、興味をもった沢山の来場者たちで賑わっていた。日本総代理店を務める日本住宅サービスの代表取締役・有吉彰英氏に話を訊いた。
――『eArche』の特長を教えて下さい。
やはり何といっても「曲げられる」ことと、「軽い」ことですね。
特殊技術によってセルが割れない構造を実現し、ガラスを使用しないことでパネルを湾曲させることができます。このブースに設置しているように、曲線にぴったりと貼り付けて設置することができるんです。最小曲げ半径は450mm。これまでは設置を検討していなかった丸みのある壁面や柱まで“フレキシブル”に対応し、パネル設置の可能性を大幅に広げることができました。
重量については、SunMan社の従来品とくらべて約4分の1という驚異的な軽さを実現しています。48セルタイプが1枚5.1kg、72セルタイプのものが1枚7.4kgです。重さを理由に設置を諦めていた屋根でも、『eArche』なら設置ができるところが沢山あると思います。この大幅な軽量化によって、輸送費の削減、そして施工コストの削減に貢献できると思います。
―― 曲げられて、かつ軽いことで、設置可能な場所が増えるだけでなく、コストの面でも様々なメリットが生まれるということですね。
はい、そうなんです。
――ガラスを使っていないということですが、強度は大丈夫なのでしょうか?
強度も十分です。2,400パスカルの強風と5,400パスカルの積雪荷重に耐える高い耐久性を実現しました。
―― なるほど、強度も十分ということですね。他にはどのような特長がありますか?
発電量の大幅な低下につながる「PID現象」が起きません。これも特殊技術によるメリットです。さらに、ガラスを使用していませんから、太陽光の反射を抑えられ、従来品よりも光害を防ぐことができると思います。
―― PID現象が起きないというのは、長期間発電し続けることを考えると非常に重要なポイントですね。発売はいつから行う予定ですか?
現在、接着強度の試験を行っておりまして、JET認証も申請中です。今年中の発売を目指しています。価格に関しては、現在検討中なのですが、国内大手メーカーの水準まで近づけたいと思っています。
―― わかりました。太陽光発電の普及を強力に後押しする製品ですね。
ありがとうございます。カーポートへの設置を検討している方を中心に、多数のお問い合わせをいただいている状況です。太陽光発電の拡大に少しでも役立てればと思います。
想像以上にブースが盛況だと語っていた有吉氏
SunMan社 日本総代理店:日本住宅サービス株式会社
TEL:0120-81-5332
HP:日本住宅サービス -Japan Housing Service-|SUNMAN(サンマン)