航天機電から次世代パネル「銀河」が登場!
2015/03/02
2月24日(火)、太陽光パネルメーカー航天機電が都内で会見を行い、低コストと高い発電力を両立させた新商品、両面発電N型単結晶PVモジュール「銀河」を発表した。
「銀河」は、モジュールの両面を活かして限られた面積内で最大限の電気出力を生み出すことができるのが特徴。
さらに、光誘発性劣化がない上、従来使用されていたP型に比べると弱光条件でも高出力を保つという。水面や高速道路への設置、ビニールハウスの建設などでも期待されている「銀河」だが、雪原地域での利用は特に有効である。
裏面パネルの発電がモジュールの全体出力を著しく高めるため、温度が上昇し、表面に積もった雪を溶かすのだ。モジュール上を覆う雪を処理する費用が削減し、発電時間が伸びて余剰の収益を得ることも可能になる。また、両面で発電できる「銀河」は、雪面だけでなく、草原や屋上、白色のコンクリート上など、様々な環境においても反射を利用することで高い発電力を発揮するため、発電需要に応えることも可能だ。
会見では同社グループ日本代表・楊 瑩亮(YANG Yingliang)氏により、今後の日本での展望も語られた。現在、日本国内には同社製品が使用された発電所が多数存在しているが、今後は日本の市場占有率をさらに伸ばしていく方針だという。楊氏は、「私たちは、お客様のニーズに応えることを最優先にしています。低コストで高性能なものはもちろん、日本に高品質で信頼できる製品を提供していきたい」と、市場拡大への意気込みを見せた。