編集部からのお知らせ

メガソーラーで地域復興へ! 石巻市の挑戦

2011年の東日本大震災で、大きな被害を受けた宮城県石巻市。この地で現在、ゴルフ場跡地を利用した巨大な太陽光発電所が建設され、運転を開始しているという。周辺地域の復興を後押しする再エネビジネスとは?

広大な土地を有効活用し
建設されたメガソーラー

宮城県石巻市の山中にあるゴルフ場跡地に、メガソーラーが建設された。それが「石巻沼津太陽光発電所」だ。

「石巻沼津太陽光発電所」の写真。広大なゴルフ場跡地の一面に取り付けられたモジュールは、まるで青い絨毯のようにも見える。

再エネの力で
地域を復興へと導く

石巻沼津太陽光発電所は、石巻きずな合同会社からEPC(太陽光発電の設計・調達・建設)の依頼を受けたjuwi(ユーイ)自然電力が、トリナ・ソーラーの100%子会社であるトリナ・ソーラー・ジャパン・エナジー株式会社とともに進めてきたプロジェクトだ。施行は2017年9月13日に完了しており、同年9月1日より商業運転を開始している。

敷地は約220,000㎡で、ゴルフ場の地形を活かした造成工事によりパネル設置面積を効率的に拡大。アレイは4種類の中から土質や地形に適したものを各エリアごとに配置しており、変換効率の高いモデルとなっている。

本発電所の出力容量は、約14MW。年間発電量は1,608万kWhを見込んでおり、これは一般家庭約4,400世帯の年間使用電力量に相当する。発電した電力は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度を活用して東北電力へ売電される。

地域特性を活かした再生可能エネルギー事業が、周辺地域の復興につながることへの期待がかかる。

関連記事

2017/11/10 | 編集部からのお知らせ

世界最大! 浮体式水上メガソーラー現る

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 国内最大級の348台分ソーラーカーポート設置で電力自給率20%達成へ
  2. 第7次エネルギー基本計画を閣議決定 太陽光の比率を 23~29%程度に変更...
  3. 2025年度に日本市場300MWhの蓄電池調達 TAOKE ENERGYとCATL社が契約締結
  4. 放射冷却素材『SPACECOOL』で問題解決 熱トラブル停止「ゼロ」を達成した方法を初公開...
  5. 【参加受付中!】2025年4月22日(火)「第33回PVビジネスセミナー」
  6. AI技術を融合した「モジュール式蓄電システム」 高い安全性とコスト効率が強み...
  7. 【受付中】3/14(金) 盗難対策ウェビナー ~2025年最新情報と対策ノウハウ~
  8. 専門家に聞いた! 日本に「垂直ソーラー」が必要な理由とは?
  9. グリッドコードとは? 太陽光発電事業者も知っておくべき系統運用の新ルール...
  10. 伊藤忠商事とEnphase(エンフェーズ)が業務提携。米国トップのマイクロインバーターついに日本販売...
広告お問い合わせ 太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.52 | ¥0
2025/1/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ