経済産業省が実現と普及に注力する「ZEB」って何?
2018/03/07
経済産業省は、2030年までに新築建築物の平均での「ZEB(ゼブ)」実現を目標に掲げている。そもそも「ZEB」って何?
省エネや再生可能エネルギーの利用で
建物のエネルギー消費を正味ゼロに
地球温暖化が加速する今、CO2の削減に貢献する建築物「ZEB(ゼブ)」が注目されている。
「ZEB」とは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル」の略。建築物におけるエネルギー消費量(又はCO2排出量)を、建築物・設備の省エネ性能の向上と敷地内の再生可能エネルギーの活用等により削減し、年間でのエネルギー消費量(又はCO2排出量)がネット(正味)でゼロとなる建築物。
住宅やオフィスビルなどの建築物で消費されるエネルギーの量は、世界で消費される全エネルギーのうち約1/5を占めるといわれている。地球温暖化防止だけでなく、建物の利用者からみても光熱費削減がメリットだ。また、災害時でも少ないエネルギーで運用できるため、建築物の機能が維持しやすい。
2017年4月には「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(建築物省エネ法)」が全面施行された。これによって2,000平方メートル以上の非住宅建築物の建築主は、省エネ基準の適合義務が求められる。
静岡県東部で建築資材商社、製造業、建設業を展開する植松グループは、エネルギー削減率110%の新本社を建設。2018年1月に竣工し、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)評価認定においても「ZEB」認定を取得している。
今後、ますますZEBの普及に向けた整備が進んでいく。要注目だ。
太陽光パネルを75kW設置した植松グループの新本社
問い合わせ
植松グループ
TEL:055-922-7811
HP:植松グループ