編集部からのお知らせ

O&Mスペシャリストが「SmartPV」を選ぶ理由

愛知県に本社を構え、日本全国でO&Mサービスを提供する株式会社エネテク。同社は現在、TAOKE株式会社が提供する 「SmartPV」を採用し、発電所管理の低コスト化を進めているという。エネテク関東支社に伺い、その理由を聞いた。

パワコン単位で詳細監視
O&Mコストを大きく低減

TAOKEが提供する遠隔監視システム「SmartPV」を2016年の後半から採用している株式会社エネテク。同社は、ドローンに搭載したサーモカメラで上空から異常箇所を特定し、広大な発電所や人が入りにくい場所でも短時間での検査が可能なO&Mサービス「ソラパト」を提供する、O&Mのスペシャリストだ。

(左)株式会社エネテク関東支社 保守管理本部 技術開発部長 寺田健利氏
(右)株式会社エネテク関東支社 関東支社長 野口貴司氏

同社関東支社長の野口貴司氏は、「当社では、遠隔監視システムを『SmartPV』に集約し、コスト低減とO&Mの効率化を実現しました」と話す。

SmartPVを採用してエネテクがO&Mを行っている茨城県潮来市の太陽光発電所(1MW)。

SmartPV データロガー(L135×W85×H25mm)

以前、複数の遠隔監視システムを併用していたが、発電所ごとに各管理システムにログインする必要があり、手間がかかっていた。そこで、およそ100件を一気に「SmartPV」へ変更。デバイスを選ばず、1つの画面で複数の発電所を監視できるため、利便性が大きく向上した。

また、パワコン1台ごとに電圧まで監視するため、CTセンサーによる電流のみの計測よりも、詳細で誤差の少ない情報を取得でき、パワコンによっては、ストリングごとの監視も可能になる。不具合が生じれば即座にメールが届くため、発電ロスを抑えられる。駆けつけが必要な場合にも事前に症状を予測できるうえ、メンテナンス記録をクラウドに残しておける。

さらに、気象庁の日照データを元に理論値と実際の発電量を比較できるなど、発電状況の分析にも長けている。同社技術開発部長の寺田健利氏は、「条件を整えれば、パネル洗浄の効果測定も可能です」とメリットを語ってくれた。

PCはもちろん、タブレット、スマートフォンでも遠隔で情報をチェックできる。

近隣地域の気象庁日照データと実際の発電量を比較した日ごとのデータだ。

詳細な発電監視を低コストで実現し、O&Mの最適化に貢献する「SmartPV」が、今後ますます活躍の場を広げそうだ。

問い合わせ

TAOKE株式会社

東京都品川区西五反田1-17-1
TEL:03-3490-6518
mail:sales@smartpv.co.jp


取材・文/大根田康介

SOLAR JOURNAL vol.25(2018年春号)より転載

関連記事

2017/06/07 | 編集部からのお知らせ

太陽光販売会社のO&M事業をフルサポート

2017/05/29 | 編集部からのお知らせ

アラカルトで選べるO&M支援サービス

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. いつまで続けるのか、ガソリン補助という愚策
  2. 健全化に向けてFIT/FIPのルール強化! 再エネ特措法の改正ポイントは?
  3. 【実証実験④】ペロブスカイト太陽電池を用いた建材一体型太陽光発電(BIPV)の実証実験@秋葉原駅前広場...
  4. 【電力取引の多様化】一本化で拡大する電力先物の現在地とこれから
  5. 蓄電池市場は拡大を継続すると見られ、2040年には8兆円超え⁉
  6. 太陽の位置に合わせてパネルが動く! パリの音楽複合施設
  7. 【資源エネルギー庁が停止措置】不適切な事由が確認された営農型太陽光発電事業に対してFIT/FIP交付金を一時停止...
  8. 太陽光パネルの増設・更新を促進! 2024年度にルール見直し
  9. テスラがPowerwall 3を日本公開! 認定販売施工会社の募集にも意欲的
  10. 専門家に聞いた! 日本に「垂直ソーラー」が必要な理由とは?
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.50 | ¥0
2024/07/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ