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クリス・ヘムズワース「海を守りたい」環境保護への強い意志

映画の中でスーパーヒーローを演じるクリス・ヘムズワースは、実生活では3人の子供を持つ父親。子供達が大人になっても自分たちと同じように美しい海を楽しめるよう環境問題に積極的に取り組んでいる。

未来の世代も海を
エンジョイできるために

映画『マイティ・ソー』や『アベンジャーズ』シリーズ、『白鯨との闘い』でお馴染みのクリス・ヘムズワースが昨年から積極的に取り組んでいるのが、「100の島を守る」キャンペーン。

これは、ビール会社のコロナと、海を守るために様々な活動を行っているパーレイ・フォー・ザ・オーシャンとのコラボで、2020年までにメキシコ、モルディブ、オーストラリア、チリ、イタリア、ドミニカ共和国の100の島を守るというもの。

昨年5月にクリスは、モルディブでビーチのゴミ拾いをした。その際、海岸で見つけたペットボトルを手にした写真と共に以下のコメントをインスタグラムに投稿している。

「俺は人生の大部分を海で過ごした。サーフィンも好きな俺に、海は沢山の幸せな思い出を与えてくれている。モルディブでの経験は、俺たちのほんの短い時間のペットボトルの利用が、もの凄く長い間に亘って海にダメージを与えることを目の当たりにさせてくれた。俺は、このキャンペーンに参加することにもの凄く興奮している。なぜなら、人々に解決策を見つける糸口をインスパイアしたいし、世界の海を守りたいから。未来の世代が俺と同じように海をエンジョイできるためにね」。

一人ひとりの行動の集積で
大きな変化が生まれる

彼のこうした環境への取り組みは今に始まったことではない。2015年に、ブログ「The House of Louis Phillippe」のインタビューで、個人的に活動を開始していることを話していた。

「俺は環境問題のスポークスマンではないけれど、自然に多大なる敬意を抱いている。そして、人類が地球にしていることに強い興味を持っている。自分一人が電気を消しても……と思うだろうけど、100万人が電気を消したら大きな違いを生む。海でゴミを見つけたら、俺はいつも拾う。そうした小さなことが積もり積もっていくからね。みんなそれぞれ一人一人、小さなことを始めれば変化が起きる。今、この地球で何が起きているかというトピックをみんなに教育する必要があるんだ。人々の多くは、自分たちの行動が地球にどれほど長い期間に亘って影響を及ぼしてしまうかを理解していないんだ」。

映画の中だけでなく、現実世界でもスーパーヒーローぶりを環境問題で発揮するクリス。彼の呼びかけで、より多くの人が省エネに取り組み、ペットボトルの利用に気をつけるようになってほしいものだ。

DATA

Chris Hemsworth[クリス・ヘムズワース]

1983年オーストラリア出身。俳優。マーベル映画「マイティ・ソー」シリーズ、「アベンジャーズ」シリーズで雷神ソーを演じ高い評価を得た。2016年、オーストラリア政府観光局の「絶景大陸 オーストラリア」キャンペーンではグローバル大使に任命された。


取材・文/はせがわいずみ

SOLAR JOURNAL vol.25より転載

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