編集部からのお知らせ

発電効率60%以上アップ! 独自の工夫が活きる追尾式架台とは?

独自設計したユニークな追尾式架台を特徴とする、トッパーサン・ジャパン。あらゆる工夫を凝らした架台で、60%以上も発電効率がアップしたデータもある。CEOの陳氏が語る、同社が目指す先とは。

広範囲の可動域で
高発電効率を実現

ITの買取価格は下がっていますが、当社の追尾式架台システムは今年、30%は売上を増やせるでしょう。日本では6年間で100件以上のプロジェクトを手掛けました。50kW以下の小さなものが多いですが、1MWの案件もありました。

当社の追尾システムはユニークで、独自に設計した多方位十字軸で可動域は40~90度、全方位360度に旋回可能です。常に正面から太陽光を捉えて集光率を高めます。さらに、架台の高さは3.6メートルあります。通常の追尾式架台は1.5メートルほどですので、それよりは少なくとも20%は発電効率が高い。また地面を有効活用するために、白色のプラスチックシートや砂を敷いたり、特別なコンクリートを使ったりすれば、全体で50%は発電効率が上がります。

つい先日、群馬県の赤城山でのプロジェクトが完成しました。ここは降雪量が多い地域ですが、5分ごとに自動で角度が40度に傾いて積雪を下に落とします。そのため、データを見ると、他の追尾式より60%以上も発電効率がアップしていました。今年は、長い付き合いのあるモジュールメーカーのロンジソーラーと組んで、9月にはアメリカでプロジェクトを進めるなど世界中で動いていきます。


株式会社トッパーサン・ジャパン
CEO

陳進輝氏


取材・文/廣町公則、大根田康介

SOLAR JOURNAL vol.25(2018年春号)より転載

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 積水化学工業がペロブスカイトを量産化! 2030年にはGW級の製造ライン構築を目指す...
  2. 【EMS専門家が監修】系統用蓄電池のビジネスモデル、他社に差をつけるためのEMSの基礎知識...
  3. 【補助金】住宅の省エネ基準適合義務化 国の新たな補助金・支援制度まとめ...
  4. AI・データセンターのRUTILEAが蓄電所に参入。HUAWEIの蓄電システムが選ばれた理由とは?...
  5. 【参加受付中!】2025年6月10日(火)「第34回PVビジネスセミナー」
  6. 【環境省】脱炭素先行地域に7提案を追加選定、全国40道府県88提案に
  7. 【北村さんコラム】花開くか、系統用蓄電池ビジネスの未来
  8. 第7次エネルギー基本計画を閣議決定 太陽光の比率を 23~29%程度に変更...
  9. HUAWEI 新型蓄電システム、3機種を一挙公開 産業用・住宅用ともに「安全性」を徹底追求...
  10. 【FIT/FIP大幅改正①】初期投資支援スキーム、始動! 屋根設置太陽光に追い風!!...
広告お問い合わせ 太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.53 | ¥0
2025/4/10発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ