編集部からのお知らせ

農水省が後押し! ソーラーシェアリングを推進する5つのサポート

田畑の上で太陽光発電を行うソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)。今年5月、農林水産省が農地転用の規制を緩和したが、ソーラーシェアリングのさらなる普及を後押しするために打ち出した促進策とは?

資金面の円滑化サポートや
悪質ケースへの対策を強化

農水省は今年5月、農地の一時転用許可の規制緩和を行ったが、それとともに次の取り組みも進めていく。いずれも、農業振興の観点からソーラーシェアリングを推進しようとするものだ。

(1)優良事例の紹介
優良事例を類型化して、ウェブサイト等で紹介する。

(2)チェックリストの作成
農業者がソーラーシェアリングを円滑に実施するために、営農計画・発電事業等に関するチェックリストを作成、周知する。

(3)相談窓口の明確化
地方農政局の農山漁村再生可能エネルギー相談窓口が、営農型太陽光発電に関する農業者等からの問合せに対応する。

(4)資金調達の円滑化
融資判断に役立つよう、地域の金融機関に対して、農地転用許可の取り扱い等のソーラーシェアリング促進策について情報提供する。

(5)悪質なケースへの対応
一時転用許可に違反する悪質なケース(営農の不継続等)に対し、農地法に基づく改善指導やFIT法上の措置を講ずる。また、問題事例を収集し、予防のための注意喚起を行う。


取材・文/廣町公則

SOLAR JOURNAL vol.26(2018年夏号)より転載

関連記事

2017/02/26 | 編集部からのお知らせ

再エネ利用は農山漁村を救えるのか?

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 【第7次エネルギー基本計画の原案公表】40年度に太陽光は22~29%程度、風力は4~8%程度...
  2. 【経済産業省】FIT案件への制御が増加し、FIP案件への制御が大幅に減少の見通し...
  3. いつまで続けるのか、ガソリン補助という愚策
  4. 太陽光による“地域再生”成功の秘訣とは?JPEAソーラーウィーク大賞、受賞者が語る【後編】...
  5. 【実証実験】横浜市が次世代型太陽電池の実証実験を開始‼
  6. 地域の合意形成を伴走支援 再エネ導入の新たなモデルに ~ 宮城県 再生可能エネルギー地域共生促進税条例を施行 ~...
  7. 太陽光による“地域再生”成功の秘訣とは? JPEAソーラーウィーク大賞、受賞者が語る【前編】...
  8. 第7次エネルギー基本計画、年内に骨子案を固める 脱炭素電源の構成比率が焦点に...
  9. 太陽光発電のプロ集団・エコ革 「ANDPAD」で顧客満足度をアップ!
  10. 【参加受付中!】2025年1月29日(水)「第32回PVビジネスセミナー」
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.51 | ¥0
2024/10/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ