FIT価格低下=市場衰退ではない? 「2030年100GW」導入は可能か

FIT価格は年々低下し、厳しい状況下にある太陽光業界。しかし、市場の低迷を嘆くには早計だ。EPC/システムメーカー・XSOL代表の鈴木氏は、自家消費時代の到来による「ビジネスモデル多様化」に期待を寄せている。

FIT価格の低下は
「市場活性化」の証拠

当社はEPC、発電所の開発や売買、架台製造など、関連分野の事業はほぼ手掛けています。手掛けてないのは電力小売りくらいですが、当社にはベネフィットがないと判断し、参入していません。

太陽光発電業界を2011年のFIT開始から6年というスパンで見れば、2014年末の九電ショックを転換点に踊り場が続いています。少なくとも最近の当社の受注は、良くも悪くも昨年と今年では出荷容量はそれほど大きく変わっていません。

皆さんが業界に陰りが出たように感じるのは、FITによる買取価格の低下、市場金額の減少などが原因でしょう。しかしこれらはシステムのコスト低減が進められている結果なので、業界は活発な市場競争下にある活性化した状態だとさえいえます。PVJapan2018ではブロックチェーン技術の応用など新しい分野での出展社も出てきていますし、市場はまだまだ活性化していくでしょう。

JPEAが掲げる
「2030年に100GW」目標
実現も難しくない

JPEAも30年に国内累積導入量100GWという目標は変えていません。2017年末時点で49GWですから、あと12年間で残り50GWが必要です。毎年4〜5GWのペースですし、自家消費時代に入って住宅用も伸び、ビジネスモデルのバリエーションも増えていくでしょうから、決して難しい目標ではないと考えています。

プロフィール

株式会社エクソル
代表取締役社長

鈴木伸一氏


SOLAR JOURNAL vol.26(2018年夏号)より転載

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