九州電力が5・6回目の出力制御、今回から風力発電も対象に
2018/11/06
九州電力が、5・6回目となる出力制御を実施。今回から、風力発電も対象となった。蓄電池の充電や、揚水発電用の水のくみ上げ、関門連系線による域外送電などを活用したうえで、11月4日(日)には過去最高となる121万kWが制御対象となった。
11月4日の日曜日は
過去最高の121万kW
九州電力は、11月3日(土)と4日(日)の2日間、再生可能エネルギーの出力制御を実施。九電の出力制御は、これで5・6回目となる。
これまでの4回は太陽光発電のみが対象だったが、今回は風力発電も対象に含まれた。九電管内の再エネ発電設備は、出力ベース(9月末設備量)で太陽光発電が812万kW、風力発電は50万kWだという。
出力制御は、両日とも午前9時00分~16時00分の間で実施。最大余剰電力発生時刻は、両日とも12時~12時30分だった。11月3日(土)は55万kW、11月4日(日)は過去最高となる121万kWが制御対象となった。
11月4日(日)の電力需給の内訳は、エリア需要が696万kW、大容量蓄電池の充電・揚水運転が226万kW、関門連系線を活用しての域外送電が202万kWだった。これらを足した1,124万kWが、需要の総合計となる。
一方、供給力の合計は1,245万kW(うち再エネ出力は572万kW)。需要と供給力の差分である121万kWが、出力制御の対象となった。
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