発電効率の良い単結晶モジュールは「LCOE」を低減させる?
2019/01/24
FIT買取価格が低減し続けるなかで、利益確保のために重要なのが、発電量あたりのコスト=「LCOE(均等化発電原価)」だ。発電効率の良い単結晶モジュールを使うことで、LCOEを低減できるという。
世界最大の単結晶メーカーとして
LCOE低減に尽力
日本の太陽光市場は成熟しており、業界の皆様はモジュールの最新技術について豊富な知見をお持ちです。そのため、我々ロンジは皆様に採用されるべく、よりすぐれた製品の開発に力を注いでいます。
2019年、日本市場には6〜7GWが導入されると予測しています。そのうち、我々は10%のシェア獲得を目指しています。
FIT買取価格が低減し続けるなかで利益確保のために重要となってくるのが、発電量あたりのコストである「LCOE(均等化発電原価)」です。
我々が提供しているのは発電効率の良い単結晶モジュールですが、発電量が高いモジュールを採用することで、求められる発電量に対して必要となる枚数を減らせます。BOSコストの低減は当然のことながら、施工コストを下げることにもつながります。単結晶の特長である低照度での発電能力や温度上昇しにくい点などは、生涯発電量を押し上げ、トータルでのコストダウンを実現し、LCOEを低減します。
2019年には60セルタイプで出力330Wに到達すべく研究を重ねています。その他、両面発電モジュールやダブルガラスモジュール、架台と組み合わせやすい製品も開発中です。
より高効率で高収益な発電所建設に貢献するため、さらなる研究開発に邁進していきます。
プロフィール
LONGi Solar Technology 株式会社
Chaiman Assistant Marketing Director
王 英歌氏
SOLAR JOURNAL vol.27(2018年秋号)より転載