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コンサートツアーでも環境問題に貢献! 驚かされるビリー・アイリッシュの活動

18歳でグラミー賞の主要4部門を独占し、史上最年少としての記録だけでなく、女性として初という快挙を成し遂げたビリー・アイリッシュ。彼女は、社会問題、特に環境問題への活動に熱心だ。

SOLAR CELEBRITY
BILLIE EILISH

近年、10代の若者たちの環境問題に対するパッションには驚かされる。同世代に向かって、自分たちが親と同じ年齢になった時には、地球が今よりさらに酷い状態になっていて、次世代が自然を満喫できなくなるという現実を突きつけ、共に大人達の重い腰を上げさせようと情熱を燃やす人物がいる。それがビリー・アイリッシュだ。

ベジタリアンを経てビーガンとなった彼女は、動物愛護の立場からだけでなく、「肉や乳製品、卵の生産は、世界の農地の83%を占めている。もしみんながそれらを食べるのを辞めたら、破壊された森林を回復させることができる」という科学的観点からも、ビーガンの必要性を訴える。

オランダのラジオ局のインタビューで「それ(ビーガン)をみんなに強要はしないわ。なぜなら、私だって誰かに何かを強要されたくないもの。でも、だからといって世界を良い方向に持って行こうと試みることをしないワケではないわ」と話す。

3月から始まった世界ツアー「WHERE DO WE GO?」では、「会場内でのプラスティックストローの使用を禁止し、あちこちにリサイクル用ゴミ箱を設置する。ファンにはマイボトルを持って来てもらうの」と話している。

Global Citizenとタイアップして、環境問題に対してアクションするとビリーのソールドアウトしたコンサートのチケットがもらえるというコンテストも行った(北米ツアーは新型コロナウィルスの影響で中止となった)。

環境問題を題材にした楽曲も発表し、Instagramでは6000 万人以上のフォロワーに向けてこんなメッセージを送る。「チクタク、チクタク。もう時間切れ。気候問題はリアルなのよ」「リーダーたちにアクションを起こすよう声を大にして要求する必要がある」などなど……。

そして最近は、新型コロナウイルスを真剣に捉えるよう呼びかけ、医療や食品販売に従事する人達への感謝と支援を促す配信ライブにも参加した。10代のミュージシャンは、活動家としてもファンを増やし続けている。


取材・文/はせがわいずみ

SOLAR JOURNAL vol.33(2020年春号)より転載

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