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薄膜化のトレンド最前線! 「MWTテクノロジー」で叶えた高効率な軽量モジュール

モジュールの効率と柔軟性の双方を向上させる「MWTバックコンタクト技術」が注目されている。トレンドの薄型化に対応するデザイン性の高さだけでなく、既存のPERC技術とも組み合わせが可能な新技術だ。

正負の両極を背面に配置し
効率と柔軟性を同時に向上

中国太陽光発電産業協会が発表した最新の「中国太陽光発電産業発展ロードマップ2020」では、MWT(メタル・ラップ・スルー)バックコンタクト技術による製品の伸びが予想されている。正極と負極の双方を背面に配置したMWTバックコンタクト技術は、バスバーによってできる表面の影を減らし、モジュールの効率を高める。

ロードマップによると、MWTバックコンタクト技術などによる変換効率は現在24%だが、将来的には26%にまで向上する可能性があるという。また、現在主流のPERC単結晶セルとも組み合わせることができる。

MWTバックコンタクト技術は、前面のグリッドラインを省略し、すっきりとしたデザインを実現する。もっとも薄いモジュールパッケージでは、約100umの超薄型セルに対応し、設計の自由度が格段にアップする。

サンポートパワーの「Sシリーズ・フレキシブル・モジュール」は、セル表面にグリッドラインがなく、意匠性の高い現場にも馴染む。最小曲げ半径0.25mという驚異の柔軟性で、複雑な案件にもフィットする。「Dシリーズ」は、美観を損ねないオール・ブラックのデザインが魅力的なモジュール。デザイナーズ住宅などにもぴったりだ。

サンポートパワーは、中国の3都市に製造拠点を構え、グローバルに活躍するモジュールメーカーだ。CEOの張鳳鳴氏は「当社は日本市場を重要視しています。今回発表した製品は、日本の住宅に適した高効率・高品質なモデルです」と語る。

グリッドラインが目立たず
景観を損ねない

S Series—Flexible Solar Module

MWTバックコンタクト技術の独自の組み合わせによって、柔軟性の向上と高効率性、信頼性を同時に実現した。


D Series—Full Black Module

最高出力は385W。表面のグリッドラインをなくした黒一色のモデルで、広いデザインスペースを確保した。

PROFILE

江蘇サンポートパワー株式会社 CEO

張鳳鳴氏

問い合わせ

江蘇サンポートパワー株式会社
江蘇省無锡市新呉区錫士路20号
E-mail:info@sunportpower.com


取材・文:山下幸恵(office SOTO)

SOLAR JOURNAL vol.37(2021年春号)より転載

Sponsored by 江蘇サンポートパワー株式会社

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