編集部からのお知らせ

敷居が高い再エネ導入を身近に。猫型の壁掛け太陽光パネルが登場!

太陽光発電に興味を持っても、導入するにはなかなか敷居が高いのが現実ではないだろうか。そんな再生可能エネルギーを身近な存在にしてもらおうと、アメリカからユニークな太陽光パネルが登場している。

メイン画像:壁掛け式の小型太陽光パネル「ソーラーキャット」。スイッチを入れると小型モデルハウスに電力供給される他、USBポートからスマホの充電も可能。 ©Grouphug

猫型太陽光パネルに込められた
“ソーラーを身近に”という思い

ニューヨークの科学館ホール・オブ・サイエンスに入ると、窓に掛けられた猫型太陽光パネルが目に飛び込んで来る。同館で太陽光発電についての展示に電力供給をする、グループハグ社の創業者クリスタル・ペルソー氏によって開発された「ソーラーキャット」だ。同社のコンセプトは、「太陽光をより身近なものに」。なぜなら再生可能エネルギーの導入には、依然として敷居の高さがあるからだ。

同社がニューヨークで行った聞き取り調査によると、多くの人が太陽光発電を「自分専用の屋根がある家でしか持てないもの」だと考えていたという。しかし、ニューヨークでは集合住宅で暮らす人がおよそ100万人いる。そこで同社は、一般向け製品としてスマホなど小型ガジェットを充電できる壁掛けパネル「ウインドー・ソーラー・チャージャー」を開発した。同社は今後も、太陽光発電をより手軽に導入できる仕組みを目指していく。


「ウインドー・ソーラー・チャージャー」は、W10cmxH13cmxD1.25cmの大きさで、10Wおよび3400mAhのバッテリー、1つのUSBポートがついている。 ©Grouphug


文:守隨亨延

SOLAR JOURNAL vol.38(2021年夏号)より転載

関連記事

2017/10/12 | 編集部からのお知らせ

オリックスが太陽光発電事業を加速中!

2014/09/28 | 編集部からのお知らせ

設置するならコレ!おすすめ太陽光発電モデル

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 【第7次エネルギー基本計画の原案公表】40年度に太陽光は22~29%程度、風力は4~8%程度...
  2. 【経済産業省】FIT案件への制御が増加し、FIP案件への制御が大幅に減少の見通し...
  3. いつまで続けるのか、ガソリン補助という愚策
  4. 太陽光による“地域再生”成功の秘訣とは?JPEAソーラーウィーク大賞、受賞者が語る【後編】...
  5. 【実証実験】横浜市が次世代型太陽電池の実証実験を開始‼
  6. 地域の合意形成を伴走支援 再エネ導入の新たなモデルに ~ 宮城県 再生可能エネルギー地域共生促進税条例を施行 ~...
  7. 太陽光による“地域再生”成功の秘訣とは? JPEAソーラーウィーク大賞、受賞者が語る【前編】...
  8. 第7次エネルギー基本計画、年内に骨子案を固める 脱炭素電源の構成比率が焦点に...
  9. 太陽光発電のプロ集団・エコ革 「ANDPAD」で顧客満足度をアップ!
  10. 【参加受付中!】2025年1月29日(水)「第32回PVビジネスセミナー」
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.51 | ¥0
2024/10/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ