ファーウェイの住宅向け蓄電池が人気! 中小施設の自家消費ソリューションに。
2022/05/18
導入事例にみる
自家消費のバリエーション
同社が実際に扱った自家消費案件について、第一営業部部長の齋藤健一氏が話してくれた。
「この1年ほどの間に、LUNA2000シリーズを用いたシステムを10件ほど手掛けてきました。
直近では、東京都の介護施設の屋根に20kWの太陽光パネルを設置し、ファーウェイの単相ハイブリッドパワコン4.95kWを3台と30kWhの蓄電システムを導入しました。停電時のバックアップ先はナースステーションとし、一定時間は電力を供給できるよう蓄電容量を定めました。
埼玉県の新築工場では、60kWの太陽光パネルに対して、単相の4.95kWパワコンと三相の50kWパワコンを1台ずつ入れて、蓄電システムは10kWhとしました。非常時の放電先は事務所の100V電源に設定し、照明やパソコン、コピー機などを使えるよう配電しました。
事務所に隣接する土地に60kWの太陽光パネルを搭載したカーポートをつくり、15kWhの蓄電システムを導入したケースもあります。ここでは単相パワコン4.95kWを6台設置し、そのうちの2台に蓄電システム15kWhを繋ぎました。この部分については、FIT認定を受けて余剰売電も行っています。なお、残りのパワコン4台は別ルートとして、FITを使わない直接契約での全量売電としました」(齋藤氏)。
導入事例/医療法人社団
PV出力:17.25kW
PCS出力:14.85kW(SUN2000-4.95KTL-JPL×3台)
蓄電池:30.0kWh(LUNA2000-15-NHS0×2台)
余剰売電:なし
補助金:あり(東京都・地産地消型再エネ増強プロジェクト)
導入事例/工場
PV出力:57.75kW
PCS出力:54.95kW(SUN2000-4.95KTL-JPL×1台、SUN2000-50KTL-JPM0×1台)
蓄電池:10.0kWh(LUNA2000-10-NHS0×1台)
余剰売電:なし
補助金:あり(環境省:ストレージパリティの達成に向けた太陽光発電設備等の価格低減促進事業)
導入事例/配送センター
PV出力:64.80kW
PCS出力:34.65kW(SUN2000-4.95KTL-JPL×7台)
蓄電池:30.0kWh(LUNA2000-15-NHS0×2台)
余剰売電:FIT 12円/kWh(税抜)
補助金:なし
エネルギーマネジメントで
顧客の課題を解決する
「自家消費型太陽光は、お客様のエネルギーマネジメントの一環です。そこでは、単に買電量を減らすだけでなく、デマンド管理を含めたトータルな提案力が求められます。そのためには、各種データの収集と分析が欠かせませんが、ファーウェイのシステムなら、それも可能です」と平田氏。
多様な自家消費案件で培った経験とノウハウを活かして、顧客の課題解決に幅広く取り組んでいく考えだ。
DATA
スマート蓄電システム「LUNA2000シリーズ」
LUNA2000シリーズは、5kWh単位での構成が可能な蓄電池システム。ニーズに合わせて、最適なシステムを組むことができる。
問い合わせ
華為技術日本株式会社/ファーウェイ・ジャパン
東京都千代田区大手町1-5-1 大手町ファーストスクエアウエストタワー12F
TEL:03-6266-8051
取材協力(HUAWEI製品採用企業)
株式会社ヒューマンリンク
〒115-0045 東京都北区赤羽1-54-5 メトロA1ビル4階
担当者:第一営業部部長 齋藤健一
TEL:03-5939-4640
取材・文:廣町公則
SOLAR JOURNAL vol.41(2022年春号)より転載
Sponsored by ファーウェイ・ジャパン