TMEICが米国で躍進する本当の理由って?
2015/10/20
また、ユーザーとのストレートなコミュニケーションが技術力向上につながるとのポリシーの下、営業/マーケティングだけでなく、技術者も積極的にユーザーを訪問し、ユーザーニーズを漏らすことなく汲み取っている。このような関係から生み出された製品は、「ユーザーと一緒に製品を作ったと言っても過言ではない」(同氏)としている。
同社は、世界最大クラスとなる容量2300/2500kWの屋外型パワーコンディショナを2015年12月に出荷すると発表した。同製品は、世界最大クラスの大容量、世界最高クラスの電力変換効率を実現した初めての1500Vdc対応製品となる。
太陽光発電システムでは、システム電圧を現在主流の1000Vdcから1500Vdcにすることで、高効率化と大容量集約化、数量低減、設置工数低減などによるコストダウンが期待されている。このため、グローバル市場の動きに応えるべく、開発したものだ。これも先述した同社のコミュニケーション重視のポリシーがあてこその製品と言えるだろう。
東芝三菱電機産業システム(TMEIC)
セールスマネージャー 坂竜太氏
http://www.tmeic.co.jp/
※本取材は、サンフランシスコで開催された太陽光発電見本市「INTERSOLAR NA」で行われたものです。
文/成澤 誠