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過疎化が進む温泉地を活性化 グローバルリンクのアイデア事業

PV業界で培った技術力で 地方自治体の問題を解決 太陽光発電から派生したグローバル・リンクの技術は、クリーンなエネルギーを生み出すだけでなく、地方自治体の問題解決にも一役買っている。 滅菌装置「エコ・エンジェル」は、プラ […]

PV業界で培った技術力で
地方自治体の問題を解決

太陽光発電から派生したグローバル・リンクの技術は、クリーンなエネルギーを生み出すだけでなく、地方自治体の問題解決にも一役買っている。
滅菌装置「エコ・エンジェル」は、プラスチック製品や感染性廃棄物 などの処理に困る地方自治体の救 世主となっていて、国内に留まらずタイなど海外からも問い合わせ があるという。発泡スチロールや FRP(繊維強化プラスチック)は燃やすと熱量が非常に高い炭素 棒になるため、地方自治体のゴミ 処理場で燃やすと炉が傷んでしまう可能性がある。 「エコ・エンジェル」であれば、溶融滅菌することで、焼却せずにプラスチックゴミを処分できるのだ。

さらに、滅菌処理された医療 廃棄物は油化装置「エコ・エース」で再生油に還元で きるほか、その過 程で生じる排熱を利用してタービンを回し、再生油で 発電エンジンを回すとダブルで発電できることも注目されている。
このように、こ れまで難しいとされていた事柄を 可能にしている技術畑出身の冨樫社長のアイデアと同社の技術力。地熱バイナリー発電では、一般的に130℃まで達しないと水蒸気 でタービンが回らないとされているが、同社ではガスをブレンドし て沸点を低くし、70 ℃ほどでター ビンが回るように改良。これにより、発電所設置場所の条件が大幅に緩和された。

同社では昨年8月に長野県 下高井郡山ノ内町の角間温泉「フォーシーズンスパ・宝泉」をM&Aで買い取った。同施設内に 建設していた地熱バイナリー発電 所3基が今年稼働し、ゆくゆくは 9基まで増やす予定で、長野県下高井郡山ノ内町の温泉に入るニホンザルで知られる地獄谷温泉の近くにも設置予定だ。太陽光発電から始めた企業で、ここまで短期間で地熱バイナリー発電所を稼働させたのは、同社が初めてだという。

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2016/11/14 | 編集部からのお知らせ

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