東京都の「優れた機能性を有するシステム」に認定! AIKOのABCモジュール
2025/05/30

AIKOの「ネビュラシリーズ」は、東京都の機能性PVに認定された。高出力で遮蔽に強いABCモジュールを採用し、都心の密集地などのさまざまなエリアで太陽光発電の導入に貢献する。
東京都の「機能性PV」
ガラスレス・防眩型で唯一認定
太陽光発電の導入拡大を目指す東京都は、狭小住宅や建物が密集した地域が多いという大都市に特有の状況に対応するために「優れた機能性を有する太陽光発電システムに関する基準」を定めている。基準に適合する太陽光パネルなどを認定して、住宅用太陽光発電システムの支援事業で補助金を上乗せしている。
2025年度の上乗せ補助の対象事業は、「東京ゼロエミ住宅普及促進事業」、「建築物環境報告書制度推進事業(特定供給事業者再エネ設備等設置支援事業)」、「災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業」、「住宅用太陽光発電初期費用ゼロ促進の増強事業」、「賃貸住宅の断熱・再エネ集中促進事業」の5つだ。上乗せする補助額は1kWあたり1〜8万円で、金額は事業によって異なる。
AIKOの軽量・防眩モジュール「ネビュラシリーズ」は、25年度の「優れた機能性を有する太陽光発電システム(機能性PV)」に認定され、上乗せ補助の対象に選ばれた。ガラスレスかつ防眩型の製品として認定されたのは、AIKOの「ネビュラシリーズ」のみだ(25年5月19日現在)。
前述の補助事業では、最大1kWあたり8万円の上乗せ補助を受けられる可能性があり、太陽光発電の導入を検討している場合には大きな後押しになる。
■防眩かつ軽量 ネビュラシリーズ
受光面には樹脂を用い、特殊な加工によって長期にわたって光の反射を抑える。重量は通常のモジュールの約3分の1だ。アルミフレーム付きで、従来通りの方法で施工できる。(提供:AIKO)
■ネビュラシリーズは2025年度の上乗せ補助対象!
東京都・優れた機能性を有する太陽光発電システムの認定
都市特有の状況に対応するため、「優れた機能性を有する太陽光発電システムに関する基準」に適合する製品を認定し、上乗せ補助を行う。2025年度は建材一体型や軽量型などの機能性PVが認定されている。(出典:クール・ネット東京)
都心の密集地でも
影の影響を抑えて発電
防眩型のネビュラシリーズは、表面の素材にガラスではなく樹脂を採用することで軽量化を実現した。防眩効果を発揮するため、受光面にはエンボス加工を施して凹凸をつけた。受光面そのものを加工するため凹凸が消えにくく、屋外の厳しい気象条件でも防眩効果が長持ちするメリットがある。
また、ネビュラシリーズには、AIKOの代名詞ともいえるN型ABCモジュールを使用している。同じ出力のN型TopConモジュールと比べて、より多く発電するだけでなく、表面に局部の影ができても発電量が落ちにくいのが特長だ。都内の中心部では建物が密集していて、高層の建物に囲まれているエリアも少なくない。そうした環境でも影の影響を小さく抑えながら、より多くの発電量を得ることが可能だ。さらに、フレームがあるタイプのため、従来通りの方法で施工できる。
■ネビュラシリーズの防眩の仕組み
特殊な加工方法で樹脂の表面に凹凸をつけるため、風雨にさらされても防眩効果が長期間持続する。
樹脂そのものに凹凸を施すため、内部のセルに太陽の光がしっかりと届く。(提供:AIKO)
凹凸をつける加工方法はドイツの自動車メーカーと共同開発したものだという。(提供:AIKO)
高速道路や空港の近傍や
築年数が長い建物にも最適
ネビュラシリーズは、防眩型で遮蔽に強く、軽量であるという特長から、さまざまなエリアでの活用が期待されている。例えば、高いビルやマンションに隣接する住宅では、反射光を抑えるとともに、影による影響を避けながら、たっぷりと発電できる。建物が密集する都心だけでなく、高速道路や空港の近傍など、反射光が受け入れられないエリアでも太陽光発電を導入しやすくなるだろう。加えて、築年数が経過した建物における太陽光発電の導入にも役立つ。軽量であることから、従来、耐荷重がハードルとなって導入を断念していた建物でも設置が容易になる。
こうしたアドバンテージから、ネビュラシリーズは昨夏に販売開始してわずか8ヶ月で、受注量が10MWに達している。今回、東京都の上乗せ補助に選定されたことで、さらなる人気の高まりが予想される。
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Aiko Energy Japan株式会社
東京都港区虎ノ門1-2-8 虎ノ門琴平タワー22階
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Email:japanoffice@aikosolar.com
取材・文:山下幸恵(office SOTO)
SOLAR JOURNAL 蓄電池特集号より転載
Sponsored by Aiko Energy Japan株式会社