編集部からのお知らせ

汚れ除去率90%以上! 高性能パネル洗浄剤

太陽光パネルの洗浄をする際、一般に多く使われている真水には、汚れが残りやすいという懸念点がある。ところが、新たに発表された「電解水」を使えば、これまで除去しきれなかった塵や埃などの付着物を90%以上取り除くことが可能になるという。

真水ではパネルの
汚れが落ちきらない!?

屋外に設置されることの多い太陽光パネルは、2年間洗浄せずに放置すると、塵や埃、鳥のフン、黄砂等が付着し、発電量は概ね10%前後も落ちるといわれている。そのため太陽光パネルは定期的な清掃メンテナンスが必須だが、機械の性質上洗剤が使用できず、真水で洗浄を行うのが一般的だ。

しかし、真水の直接噴射による汚れや付着物の除去率は30%前後、人手による拭き取りでも70%前後とされており、発電効率を回復させるには不十分ではないかという問題があった。

そこで、この課題を解くため、太陽光パネルの施工や清掃などの事業を行う株式会社トータルオフィスアウルは、強アルカリ電解水を使った新たなソリューションを発表した。

汚れの除去率90%以上!
パネルにも人にも優しい救世主

強アルカリ電解水は、水を少しずつ濾過しながら化学物質や細菌、ウイルスを取り除いた”純水”を作り、そこから電気分解により生成される。シンプルな構造で人体に害を及ぼす心配もなく、乳幼児の肌に対しても安心だ。

水和性に優れ、不純物の剥離性の高い溶存水素を含む強アルカリ電解水は、直接噴射だけで汚れを90%以上も取り除くことができるため、メンテナンスの省力化やコスト削減にも期待がかかる。

トータルオフィスアウルは、群馬県のO&Mサービス会社として初めて強アルカリ電解水を採用。同社統括部長の金谷氏は「経年による発電量低下を防ぐためにも、パネル洗浄は少なくとも1年に1回、できれば半年に1回はすべき。洗浄の際には、パネル表面を傷める洗剤や洗浄力の弱い真水ではなく、効率的かつ安全に付着物の除去洗浄ができる強アルカリ電解水の使用が好ましい」と話している。

DATA

株式会社トータルオフィスアウル

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 【申込受付中!】12/10東京開催!「系統用蓄電池ビジネス」セミナー 蓄電所市場で勝ち抜くヒント...
  2. 地域の合意形成を伴走支援 再エネ導入の新たなモデルに ~ 宮城県 再生可能エネルギー地域共生促進税条例を施行 ~...
  3. いつまで続けるのか、ガソリン補助という愚策
  4. 【参加受付中!】2025年1月29日(水)「第32回PVビジネスセミナー」
  5. ハンファジャパンが新製品「Re.RISE-G3」を発売!トークショーにヒロミさんが登壇し一日アンバサダーに就任...
  6. 瓦屋根を再現したJackery社の太陽光パネルが2024年度グッドデザイン賞を受賞...
  7. 【産総研】世界初となるペロブスカイト太陽電池自動作製システムを開発‼ 開発スピードを飛躍的に向上できる...
  8. 専門家に聞いた! 日本に「垂直ソーラー」が必要な理由とは?
  9. 第7次エネルギー基本計画、年内に骨子案を固める 脱炭素電源の構成比率が焦点に...
  10. グリッドコードとは? 太陽光発電事業者も知っておくべき系統運用の新ルール...
太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.51 | ¥0
2024/10/31発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ