編集部からのお知らせ

まるで異世界空間! フィリピンの美しい海に浮かぶ”エコリゾート”

地球上でもっとも海洋生物の多様性が高いと言われるコーラルトライアングル。その北側に位置するフィリピン・パラワン島で、排出・廃棄・貧困、これら3つの「ゼロ」を実現し、環境保護とサスティナビリティを備えるエコリゾートの建設が計画中だ。

アイキャッチ:©VINCENT CALLEBAUT ARCHITECTURES, PARIS

世界で一番美しい島で
人間と自然の”共存”を目指す

フィリピンは美しい海洋資源を持つ一方で、過剰な漁獲、観光の負荷、プラスチック廃棄物および有毒製品による汚染で、サンゴ礁の破壊が続いている。ノーチラス・エコリゾートでは、人間の営みと自然の共存を目的に、バイオフィリックデザインとアップサイクルに焦点を当てている。

例えば植物と太陽電池を組み合わせたファサードと屋根。断熱性と発電機能を併せ持ち、消費を上回るエネルギーを作り出していくことでエネルギーバランスをポジティブにする。

2万7000㎡の敷地には科学調査学術センター、小学校、航海基地、スポーツホール、居住棟、ホテルを配置。ラテン語で「オウムガイ」を意味する「ノーチラス」という名前の通り、建物が海上に渦巻き状に置かれる。

ノーチラス・エコリゾートは、エコツーリズムをテーマとして、デザインと機能の両面で次世代の社会システムを牽引する存在を目指しているのだ。


文/Yukinobu Kato

SOLAR JOURNAL vol.26(2018年夏号)より転載

関連記事

太陽光関連メーカー一覧

アクセスランキング

  1. 積水化学工業がペロブスカイトを量産化! 2030年にはGW級の製造ライン構築を目指す...
  2. 【補助金】住宅の省エネ基準適合義務化 国の新たな補助金・支援制度まとめ...
  3. 【EMS専門家が監修】系統用蓄電池のビジネスモデル、他社に差をつけるためのEMSの基礎知識...
  4. AI・データセンターのRUTILEAが蓄電所に参入。HUAWEIの蓄電システムが選ばれた理由とは?...
  5. 【環境省】脱炭素先行地域に7提案を追加選定、全国40道府県88提案に
  6. 【参加受付中!】2025年6月10日(火)「第34回PVビジネスセミナー」
  7. 第7次エネルギー基本計画を閣議決定 太陽光の比率を 23~29%程度に変更...
  8. 【北村さんコラム】花開くか、系統用蓄電池ビジネスの未来
  9. HUAWEI 新型蓄電システム、3機種を一挙公開 産業用・住宅用ともに「安全性」を徹底追求...
  10. 【FIT/FIP大幅改正①】初期投資支援スキーム、始動! 屋根設置太陽光に追い風!!...
広告お問い合わせ 太陽光業界最新ニュース

フリーマガジン

「SOLAR JOURNAL」

vol.53 | ¥0
2025/4/10発行

お詫びと訂正

ソーラー電話帳 SOLAR JOURNAL メディアパートナーズ