ロンジ・ソーラーが、最先端次世代モジュールを開発! シングリング技術でPERCセルを革新
2019/11/27
ウェハ大口径化技術など
先進技術でPV市場を牽引
ロンジ・ソーラーは、今春にもハーフカットセルの新製品「Hi-MO4(ハイモフォー)」シリーズを発表し、話題を集めている。Hi-MO4は、6本バスバーを採用した高効率単結晶PERCモジュールだ。そこには、ウェハの口径を現状設備で対応可能な最大サイズ(直径223mm)まで広げ、ウェハ面積の拡大(約1.12倍)を可能にした同社がリードするウェハ大口径化技術が活かされている。より大きなウェハサイズは、発電量を増やし、コストを削減することにも直結する。
6本バスバー、ハーフカットセル構造
●バスバーが6本も有ることで、バスバー間の距離が短く、発生した電子を集めやすい。
●ハーフカットセルにより電流値が1/2となり、内部抵抗が1/4に減少し、出力アップ。
次世代新規格ウェハ採用 Hi-MO4/4m
新規格ウェハ面積は従来ウェハの1.12倍に拡大。ロンジ・ソーラーラインナップ最大の出力を実現。
Hi-MO4は、2019年第3四半期から量産が始まっているが、8月末時点で世界中から2GWを超える予約注文を受けていたという。同社製品への期待の高さがうかがわれる。
Hi-MO4とHi-MOX、立て続けに発表されたロンジ・ソーラー製品には、これからの太陽電池モジュールをリードする革新の技術が詰まっている。同社の技術力の高さは、本誌既出のとおり、米RETC(Renewable Energy Test Center)ほか複数の国際的第三者機関から、最高ランクの評価を受けていることからも分かる。
Hi-MO4mシリーズ LR4-72HPH(72セルタイプ)/430~450W/変換効率19.3~20.2%
ロンジ・ソーラーのモジュール生産能力は、2019年末までに16GWに至り、2020年末には25GWに達する見通し。ウェハ生産能力においては、2020年末までに65GWに到達するという。昨年は、グローバルの単結晶ウェハ生産量シェア35%を達成した。2019年中には多結晶を含めた全体でも23%を占め、世界トップになると予測されている。新技術の製品化により、同社の勢いは、さらに増すことになりそうだ。
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LONGi Solar Technology株式会社
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取材・文/廣町公則
SOLAR JOURNAL vol.31(2019年秋号)より転載
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