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福岡県が廃パネルの「スマート回収システム」を開発! 大量廃棄に備え

福岡県が開発した「廃棄太陽光パネルスマート回収システム」は、クラウド型のソフトウェアで関係者と情報共有し、回収システム全体の効率化を図ることができる。今後、到来が予想されている太陽光パネルの大量廃棄に備えた循環型のシステムだ。

クラウド型ソフトで情報共有
マニフェストの手続きも可能

福岡県が「廃棄太陽光パネルスマート回収システム」を開発した。県内には太陽光パネルの高度な処理技術をもつリサイクル業者がいるため、効率的な回収システムがあればリサイクルの推進につながるとしている。

「廃棄太陽光パネルスマート回収システム」のイメージは下図の通り。廃棄パネルのメンテナンス業者、収集運搬業者、リサイクル業者などだ。クラウド型のスマート回収支援ソフトで情報共有を行う。

出典:福岡県「廃棄太陽光パネルスマート回収システムの特徴」

スマート回収支援ソフトには、廃棄パネルの保管量や場所、種類などの情報が保存され、産業廃棄物の処理に必要な電子マニフェスト(管理票)の手続きも可能だ。

県外の事業者でも利用可能
パネル大量廃棄時代に備える

メンテナンス業者にとっては、収集運搬業者やリサイクル業者などへの手配が一元化されるなどのメリットがある。また、収集運搬業者は廃棄パネルの回収ルートを最適化し、運搬の効率を上げる効果が期待される。

このシステムは福岡県外の事業者であっても、福岡県太陽光発電(PV)保守・リサイクル推進協議会へ加入すれば利用できるという。福岡県によると、県内の太陽光パネルの難関排出量は2036年に1万トンを超える見通しだ。大量廃棄に備えた循環型システムに期待が寄せられる。

DATA

福岡県 記者発表資料


文:山下幸恵(office SOTO)

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