「分散せよ。」デルタ電子の新たなソリューション
2017/12/07
分散型パワコンの先駆者として業界をリードするデルタ電子。同社は新型パワコンをはじめ、新たなソリューションの提供を進めている。
80kWパワコンで
新たな選択肢を提供
2017年9月に大阪で「パワーコンディショナ製品説明会」を開催したデルタ電子は、新製品ラインナップや蓄電ソリューション、新たな保証体制について発表。
そのなかで、特別高圧用の80kW新型パワーコンディショナ「M88H」の発売を2018年1月の出荷開始に向けて準備していることが明らかにされた。
説明会会場でお披露目された「M88H」。
この製品は、最大変換効率98.88%。起動電圧が低いため朝夕の日射を無駄にせず、2つのMPPT回路とストリング監視機能を備えて発電量UPに貢献する。モジュール下の設置場所確保が難しい場合には水平設置ができるなど、施工面でも特長を有している。
製品保証体制をさらに充実
コールセンターを稼働開始
説明会では、製品保証体制の拡充を図ることも発表された。通常三相機種はセンドバック保証だが、納品後1年以内に交換が必要となった場合には、デルタ電子の技術員が現地対応するという。
同社は2017年10月からコールセンターの運用を開始しており、接続枚数についてのメーカー見解や施工に関する相談など、技術的な問い合わせに対応している。対応スタッフの増員によって、問い合わせ対応の迅速化も進めていく考えだ。
そのほか、システム構築が容易な産業用蓄電池など、太陽光発電所の活用度を高める製品を多数ラインナップするデルタ電子。
太陽光発電という“分散”型電源の普及拡大に貢献し続ける同社の展開に注目だ。