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ついに先駆者Teslaが未来を拓く! ピックアップトラックもEVへ!

EV市場で唯一の空白地帯として残されていたのがピックアップトラックだが、そこに先陣を切って乗り込んだのは、やはりEVの先駆者Teslaだった。

Tesla
「Cybertruck」

ピックアップトラックとは、車体の前部にセダンやクーペのようなボンネットを、後部には開放型の荷台を持つ自動車の形態のこと。乗用車の乗り心地と商用車の積載性を合わせ持つことから、特に北米で高い人気を誇るジャンルだが、これまでEVピックアップトラック市販車は存在していなかった。
 
そこにTeslaが切り込んだ。2019年11月に「Cybertruck(サイバートラック)」を世界初公開したのだ。Tesla日本公式サイトでも既に受注を開始している。 
 
「Cybertruck」は、トラックのように実用的でスポーツカーもように優れた性能を誇る。シングルモーターRWDと、デュアルモーターAWD、トライモーターAWDをラインナップしており、シングルモーターRWD仕様は0〜96km/h加速6.5秒以内、航続距離は約402km。トライモーターAWD仕様は0〜96km/h加速2.9秒以内、航続距離805km以上を誇る。フロントに3席とリア3席を備える。 
 
近未来的なエクステリアに目を奪われがちだが、優れた強度と耐久性、乗員保護性能を誇る、その構造と素材は注目だ。
 
Tesla自身が「貫通するのはほとんど不可能」と豪語するエクソスケルトンを採用。エクソスケルトンとは、前後フェンダーパネルまで一体化して構造体とする外骨格構造のこと。そこに使われる素材は特殊なステンレススチール鋼である。そのうえ防弾ガラスを採用しているというから恐れ入る。
 
また、十分な積載性を有しているだけでなく、荷台のトノカバーはロック付きで電動開閉&車体収納可と予想され、機能面でも次のレベルに到達している模様。これは楽しみな1台だ。
 


直線と平面で構成された斬新なデザイン。真横から見ると、長方形の上に二等辺三角形が載った形だ。LEDライトも直線的に並べられている。この直線基調のエクステリアで、どのように歩行者保護性能が確保されているのかは気になる部分である。


最大積載容量は1587kgを誇る。詳細は明らかにされていないが、荷台のトノカバーは電動で開閉でき、車体に収納できる模様。重い荷物の載せ降ろしに便利なラダーレールも荷台のアオリにビルドインされているようだ。これは画期的!


文/川島礼二郎

SOLAR JOURNAL vol.32(2020年冬号)より転載

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