編集部からのお知らせ

【2021年度FIT】早めの電子申請が吉! FIP前年で駆け込み申請が殺到か

資源エネルギー庁は6月21日、FIT制度の2021年度中の認定について、新規・変更の申請期限を改めて通知した。2022年4月から市場連動型のFIP制度が新たに始まるため、期限間近に申請が集中することを想定したものだ。

エネ庁がFIT申請期限を再通知
早めの電子申請がスムーズ

固定価格買取(FIT)制度の太陽光発電の新規・変更認定申請期限日は、10kW未満の場合が2022年1月7日まで、10kW以上の場合が2021年12月17日までとなっている。いずれも電子申請が原則とされており、紙申請のケースでは手続きに時間を要すると予想されるため、早めの申請を促している。なお、紙申請の持参による提出は認められていない。

風力や水力、地熱やバイオマスの申請期限日やその他の注意点については、資源エネルギー庁ウェブサイトを確認してほしい。(参照:資源エネルギー庁『2021 年度中の FIT 認定の申請にかかる期限日について(お知らせ)』)

2022年度また下がる買取価格
1MW以上の太陽光はFIP開始

2022年度のFIT買取価格は、住宅用で2021年度から2円安い17円/kWh、事業用でも50kW未満が11円/kWh、50kW以上250kW未満が10円/kWhと1円ずつ引き下げられることが決まっている。2021年度の認定に間に合わせようと、期限間近に申請が殺到することが容易に想像できるため、早めの申請を心がけたい。

2022年度から始まるFIP(フィード・イン・プレミアム)制度とは、市場価格にプレミアムを上乗せする売電形式だ。これまでのFIT制度による固定価格と異なり、市場価格によって売電価格が変動する。FIP制度の対象となるのは1,000kW以上の太陽光発電。50kW以上1,000kW未満については、FITとFIPとの選択制となる。

DATA

資源エネルギー庁:2021 年度中の FIT 認定の申請にかかる期限日について(お知らせ)


文:山下幸恵(office SOTO)

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