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黒潮がエネルギー?世界初の海流発電の実証試験完了

海流発電のメリットとは?

そもそも、IHIはなぜ海流発電に着目したのか?
それは、日本が島国だということに関係する。日本は、資源に乏しい国だといわれることも多いが、こと海洋資源に関しては豊富な国である。島国である日本は、国土面積の広さは世界で61位であるにもかかわらず、排他的経済水域と領海を合わせた面積の広さでは世界第6位だ。

特に、日本の沿岸付近には世界的にも有数のエネルギーをもつ黒潮などの強い海流が年間を通じて安定的に流れており、2013年に閣議決定された「海洋基本計画」では、海洋エネルギーの実用化に向けた技術開発の加速が方針として盛り込まれ、豊富な資源の活用が期待されている。


提供:株式会社IHI

海流エネルギーは、温室効果ガスの排出抑制にもつながる再生可能エネルギーの一種だ。では、既存の再生可能エネルギーとはどう違うのか。太陽光や風力発電と比較し、昼夜や季節による流れの速さや向きの変動が少ない。そのため、離島であることや系統連系等の制約などで、これまで再生可能エネルギーの導入が困難だった地域での発電が期待できる。
また、変動の少ない海流を利用するため設備利用率も高く、今回実証試験に臨むシステムでは年間60%以上の利用率での発電が可能だという。

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