積水ハウスが「RE100」加盟 建設業界では国内初!
2017/10/25
全ての事業運営を100%再生可能エネルギーで賄うことを目指す国際イニシアチブ「RE100」。海外の名だたるビッグ企業が加盟する中、日本国内では2社目となる、積水ハウス株式会社の加盟が発表された。建設業界の脱炭素社会への取り組みにさらなる注目が集まっている。
2017年10月20日、積水ハウス株式会社は「RE100」への加盟を発表した。2017年4月に日本初の加盟企業となったリコーに続き、国内では2社目となる。
「RE100」は、全ての事業運営を100%再生可能エネルギーで賄うことを目指す国際イニシアチブで、現在112社が加盟し、2014年の発足以来、年々増加している。マイクロソフト、アップル、グーグル、フェイスブック、イケア、BMW、GM、ナイキ、スターバックスなど、そうそうたる企業が名を連ね、再エネ100%への時の潮流を思わせる。
積水ハウス株式会社は、2008年に2050年を目標とした脱炭素宣言を行い、業界に先駆け、低炭素で暮らす環境配慮住宅「グリーンファースト」を発売した。2016年度の新築戸建住宅の販売において、74%がZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)であり、これまでに650MWを超える太陽光発電を供給している(同社発表)。
同社は、「2040年までに事業活動で消費する電力の100%を再生可能エネルギーに」「中間目標として、2030年までに50%を再生可能エネルギーに」「太陽光発電を設置したお客様にとってのFIT制度終了後のメリットを創出」の3点を達成目標として掲げている。
3点目のメリットとしては、2019年度より順次終了するFIT制度に触れ、余剰電力を同社が購入することを明示した。
今後の「RE100」の国内での広がり、そして、建設業界の再エネ普及活動に目が離せない。